米露開戦 1 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102472576

作品紹介・あらすじ

ロシア政府はシロヴィキといわれる治安・国防機関の出身者に牛耳られていた。彼らは、特権により私服を肥やし、メディアを操り、体制批判者の暗殺さえ厭わない。ヴォローディン大統領がその筆頭で、彼はかつてのソ連のような、大ロシア帝国を築こうとしていた。その突破口として目をつけたのが、ウクライナだった――。ロシア軍のウクライナ侵攻を、見事に的中させた巨匠の遺作!

感想・レビュー・書評

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  • トム・クランシーのジャック・ライアンもの。
    ジャック・ライアンが主人公となる映画は見たことがあったが、小説は本作は初めての読書であった。
    ジャック・ライアンは大統領になっていたのか!
    それはさておき、冒頭部分から現在起きているウクライナ戦争とのあまりの状況の似通い方に驚いた。以前から、現在のウクライナ危機は懸念されていたということだったわけだ!
    いかに世界情勢を知らずにいたかということを翻って思い知った。ジャックJr.とジャック本人が活躍するがそのコントラストもまた、本作の魅力。

  • トム・クランシーが無くなったとは、残念。そのトム・クランシー最後の作品。

    現実感ありまくりです。本書が記されたのが2013年12月。ウクライナが危機に陥るのが2014年2月以降ですから、ある意味『予言』になっています。

    比較的小柄で、情報機関勤務の経験があり、首相を務めたことが有るロシア大統領って・・・。

  • 小説の中だけの話ならよかったのに。実際に起こっていることだから恐ろしい。

  • ロシアのウクライナ侵攻予言小説。

  • ロシアのヴォローディン大統領がウクライナ侵攻を企み、それを察知したザキャンパス工作員たちが動き始める。
    ヴォローディンはプーチンをイメージしているらしい。
    ジャックライアンJr.はマネーロンダリングについて学ぶためイギリスの金融会社でザキャンパスとは別に資金の流れを追う。
    まだ複数の伏線が繋がっていないが先を楽しみにさせてくれる。

  • 著者の遺作で、現在のウクライナ情勢を見通し一冊。4分冊なのでストーリーはまだまだこれから

  • やっと読む事ができました。
    まぁ、1巻目ですからねぇ。
    大きな展開は望みません(笑)
    2巻目以降に期待です。

    シニア・ライアン大統領とそのブレーンたちの
    顔触れを見て、なんかホッとしたんですよね。
    よきライバルのゴロフコが倒れるのは
    ちょっと残念ですけどね。。。

    ジュニアとクラークたちの今後にも
    期待をしています。

  • ロシアにやられ放し。早く巻き返してくれ~

  • トム・クランシーの遺作、ジャックライアンシリーズの最新作。レッドオクトーバー以来の蓄積されてきたクランシー作品のキャラが全て出てくる。この第1巻は、プーチンの邪悪度を強化した感じのロシア大統領が、クリミア半島の併合を企みはじめる導入部分。

  • 刺激的なタイトルですよね。本著者も嫌いではないし、手に取ってみる。
    読了。レビューは最終巻で。

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著者プロフィール

Tom Clancy
トム・クランシー
1947年メリーランド州ボルチモア生まれ。1984年『レッド・オクトーバーを追え!』が大ベストセラーとなり、流行作家の仲間入りを果たす。同作の主人公ジャック・ライアンが活躍するシリーズのほか、『オプ・センター』シリーズや『ネットフォース』シリーズ(いずれも共著)など、数々のヒット作を生み、ゲーム制作にも乗り出した。2013年死去。

〈トム・クランシーのオプ・センター〉
謀略の砂塵(上・下)
北朝鮮急襲(上・下)
復讐の大地(上・下)
暗黒地帯(ルビ:ダーク・ゾーン)(上・下)
黙約の凍土(上・下)
ブラック・ワスプ出動指令(上・下)

「2022年 『ブラック・ワスプ出動指令(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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