奪還のベイルート(下) (新潮文庫 ク 28-78)

  • 新潮社
3.00
  • (1)
  • (1)
  • (12)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 51
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102472781

作品紹介・あらすじ

拉致された母子を取り返すべく、イスラエル特殊部隊と共にベイルートへと乗り込んだジュニアに襲いかかったのは、イランのテロ支援組織による銃弾の嵐。窮地に次ぐ窮地を乗りきり、はたして母子奪還は成功するのか? CIA、イランのコッズ部隊、シン・ベト、中国国家安全部、ロシア人傭兵が入り乱れての暗闘に、ジュニアが徒手空拳で挑む。シリーズを代表する軍事謀略サスペンスの白眉。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 勢いがあってわりかしいい感じ。

  • 原題 TOM CLANCY TARGET ACQUIRED

    CIA アメリカ中央情報局
    ISA イスラエル公安庁
    ISIS イスラエル諜報特務庁
    MSS 中華人民共和国国家安全部
    SVR ロシア対外情報庁
    IRGC-QF イスラム革命防衛隊コッズ部隊
    が交錯する「目標捕捉(原題)」。

    トム・クランシーが亡くなってからもうすぐ10年経ちますが(2013/10/1死去)、彼が生み出したジャック・ライアンのシリーズは5人の作家に書き継がれ(2022年現在)、本書はドン・ベントレーの初訳で、ジュニアを主人公とした8作目。国際諜報戦によるテクノスリラーというより、いち工作員の孤軍奮闘というストーリー。何度も陥る絶体絶命な展開に気が逸ります。

    現在の中東が舞台ですが、これだけはフィクションではない、暮らしている世界の違いを痛感します。空襲警報をさほど気にしないテルアヴィヴと東京。理由が全く違うんですね。

    日本にはいわゆる諜報機関は存在しませんが、近しい組織といえば内閣情報調査室(それか「スノーデン文書」にあったDFS?)でしょうか。分断が進む現代。独自のバックチャンネルがあってもいいような気がします。

  • 系・院推薦図書 3系(情報・知能工学系)
    【配架場所】 図・3F開架 
    【請求記号】 933||BE||2
    【OPACへのリンク】
    https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/468228

  • あっと言う間に読み終わった。
    今までの作品と比較すると、展開が少し強引かな。

  • 面白かったんだけど、ラストの脱出劇はあまりよくわからない描写だった。F-35がミサイルを撃墜するシーンは緊迫した描写でよかったので、やや残念。

  • 下巻も読み終わりました

    ( ̄~ ̄;) ウーン

    というところでしょうか
    こういう展開だと認識したら
    読んで行けるんでしょうけどねぇ
    過去のシリーズを見て来て
    正直、物足らなさを覚えますね

    第三次世界大戦の危機を防ぐとか
    そのレベルでないと個人的には
    ちょっと・・・
    なので、星3つ

  • グリーニーと一緒で、格闘シーンの描写が分かりづらく、何がどうなってるのかわからない。小説としての面白みはほぼ無いので、戦闘場面で興奮出来なかったら評価は下がるよね。

  • ★3.5

    作家が変わったことによって、作風がちょっと変わってきています。下巻では、それがより顕著。ジャック・ライアン・ジュニアが、今作では、昔懐かしいダイ・ハードでのジョン・マクレーンかのように、殴られて、撃たれて、血みどろになりながらも戦いに挑んでいます。なんか、ちょっと違う・・・。

    一番違ったのは、キャンパスのギャヴィン・バイアリーですね。彼はぎーくなのは確かですが、この作品での彼は、なんかね、典型的な“オタク”で描かれていて、ぎーくに対する敬意をあんまり感じないんだよなぁ。

    作中、ヴァグネル・グループが出てきていることに興味をひかれました。それって、ウクライナで活動しているPMCですよね。この作品の原作が描かれたのは2021年ですが、興味深いです。

全8件中 1 - 8件を表示

ドン・ベントレーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×