時は静かに戦慄く

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 29
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103007012

作品紹介・あらすじ

児童相談所の所長・山野は、増え続ける児童虐待の報告に頭を抱えていた。その増え方は、明らかに異常だ。児童虐待で始まった違和感は、刑事事件へと発展し、京都の町は瞬く間に無差別殺人によるパニックに陥った。だが、無差別に見えた殺人には、実はある一つの「法則」が隠れていた-。人類進化の最終形態を、戦慄すべきヴィジョンで提示した、恐るべき予言の書。第6回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • ホラーサスペンス大賞特別賞(2005/6回)

  • パニックサスペンス、といった雰囲気で、ぐいぐい読まされる一作。児童虐待テーマってことで人間心理の暗部云々、ってのをメインに語られるのかと思ったら……うわ、そういう方向から? まるっきりありえない話、でもないように思えて(だってこういう事件って、最近少なくないもんなあ)、するとこういう観点で語られた方が怖いテーマですよこれは。
    なんだかもう陰惨にばたばた人死にが出てどうなるんだろうってな展開の中、案外ラストは穏やかだなあ。なので後味はそう悪くないかも。

  • 児童虐待が異常に増えていると調査を始めたところへ、家族間の殺害事件が多発。
    世の中にいったい何が起こっているのか?
    ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。

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著者プロフィール

1965年兵庫県生まれ。金融機関の勤務を経て、2005年『時は静かに戦慄(わなな)く』で第6回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。著書は「水族館ガール」シリーズのほか、『銀行占拠』『本日の議題は誘拐』『王子になるまでキスしない』がある。

「2022年 『水族館ガール9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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