- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103048312
作品紹介・あらすじ
天皇退位計画、カトリック改宗説、皇室の資産隠匿疑惑まで。ロンドンの公文書館に、衝撃の情報が眠っていた。
感想・レビュー・書評
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第二次大戦前後のイギリスの日本に対する諜報活動文書をノンフィクション仕立てで紹介。さすがイギリスと思えるような興味深い話がいろいろあって、なかなか面白く読まさせてもらった。
このような文書をわかりやすく書籍にすることは、たやすく衆人の興味を喚起することができるため大賛成だ。まだまだ埋もれた話がたくさんあると思うので、今後にも期待したい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2011/7/28
まあ、どこまで本当なのか欺瞞情報なのか宣伝なのか。
にしても昭和天皇の意外な面を知ることができた。 -
すごい、面白かった!白洲次郎はかっこいいなあ
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興味深くは読んだけど、タイトルにいうほど「昭和天皇」じゃなく、むしろ「白洲次郎」だったり「吉田茂」だったり、あるいは皇室全体として見る感じ。
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書籍番号
M110129-033-9784103048312 -
おもしろかった。日本ではアメリカ経由の言説がやはり多いように思うので、英国からの視点はまた別と教えれられる。お堀端の英国大使館前を通ったことがありますが、何だか皇居を見張っているような配置でありまして。
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昭和、太平洋戦争直前期から戦後にかけて、イギリスが日本との外交をどのように行おうとしていたのか、を「昭和天皇」を中心にして描いた著作。日英同盟は第一次大戦とその後の条約時代の中で存続できなくなったが、有名無実化した同盟も日本にとっては「一等国」としての自身を持つために必要なものであったのだろう。「諜報大国」イギリスのことだから様々な日本の策謀もすべてお見通しであるわけだが、なかなかどうして日本も水面下の活動を展開していたのだ、という事がよく説明されている。蜜月関係にあった日英両国がやがて敵対してゆく、その終局ではかようにも冷酷なやり取りがあったのだ。
こうした日英関係の裏面に関しては、研究が存在するのか、どうか。論文を検索してみる必要がある。 -
自国や相手国の利益を著しく損ないかねない文書は、機密解除を延期し、場合によっては文書自体を破棄するという英国公文書館。。。そこに、この本の限界が感じられた。
明治維新以降の日米英の関係がよく解る本です。
英国王室と天皇家との関係もよく描かれている。 -
凄まじいほどの英国の諜報活動、外交という場においていかに相手の情報を得て、それを活用するか!世界中に植民地を持ち、いまでも大英帝国?として女王を頂く国たちがなぜあるのかがわかった。