- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103052531
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
『サクリファイス』、『エデン』のサイドストーリー的続編。
頂上に辿り着けない凡庸な者の絶望と追われ続ける勝者の絶望。
100回目のツール・ド・フランスが開催されるなかで読んだ。
チカの続編が読みたくなった。 -
★3.5
-
作者にとって、
石尾という人物がいかに
大切な存在なのかが
深々と伝わってくる。
周りの人間の視点を通して
レリーフを彫り上げるように…
丁寧に描いている。
しかし、彼という人間の底など
まだまだ、というか到底見えることは
ないのだろう。
そして最後に誓くんの
ポルトガル生活での混乱と
これからの飛躍の兆しが垣間見えると
いう、嬉しいおまけ付き。
いやいや、これではまた
サクリファイスを再読したく
なるではないか! -
サクリファイスシリーズ
-
またきた自転車もの。
「サクリファイス」「エデン」とつながるシリーズ。
番外編的な短編集。 -
いつも惹きつけられるロードバイクもの。
自転車なのに、日本的組織論とオーバラップするような凄まじい感情の混じり合い。
あっという間に駆け抜けた非日常の世界。
夢中になれるって素晴らしい。
いつも思うけど、なぜ近藤史恵はこんなにも自転車と組織論と男の感情がわかるのだろうか。 -
前二作の登場人物の一面が見られて面白かった。それでも、チカをメインにした長編がいいなぁ。