ブックストア・ウォーズ

著者 : 碧野圭

• 新潮社 (2007年10月20日発売)

作品紹介・あらすじ

27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。この本は、働く女性たちへのリアルな応援歌。

感想・レビュー・書評

[tamaさんの感想 · 2024年2月27日]

最初はどちらの女性にも共感出来ずにうへぇ…と思いながら読み進めていたら、半分を過ぎたりでなるほどそう来るか！と、どんどん面白くなっていきました。こんな素敵な本屋さん、通い詰めたいですね。このままハッピーエンド！とはいかなかったこともよかったです。ぜひとも続編が読みたいですね。

[pbh23864さんの感想 · 2022年8月27日]

なんと言ったらよいのだろうか。
大人になるにつれガキみたいな喧嘩に複雑な理由やもっともらしい理由をつけたがる。本当に大事なことを考えて動いている人なんて、僅かなのだと思わせてくれる。

職場の同僚、部下、上司と一緒に読んでみるとまた変わった見方が出来るかも

[cherry00さんの感想 · 2022年1月7日]

書店ガールは読んだものの、その前の物語も読んでみようと思い、図書館で借りた。
理子の嫉妬の場面ではあんなことがあるのかとちょっと信じられなかったが、最後に理子や亜紀の奮闘ぶりを見ていたら読んでよかったと思えた。

[omjさんの感想 · 2020年2月18日]

女性書店店長が活躍する話。最後の終わり方が気持ちの良い終わり方だった。

[夢色さんの感想 · 2017年8月27日]

【あらすじ】
27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。この本は、働く女性たちへのリアルな応援歌。

【感想】

[まきさんの感想 · 2016年2月29日]

27歳の亜紀は、大手出版社の編集者と結婚して幸せいっぱい、仕事も楽しくてたまらない。
文芸書はもちろん、コミック、ライトノベル、ボーイズラブにも気を配り、売り場改革案や人気漫画家のサイン会など、ユニークな企画を次々打ち出している。
ところが、40歳の独身副店長・理子とは、ことごとく衝突続きの日々。
その理子が店長に昇進した直後、6ヵ月後に店が閉鎖されると知った二人は…。
恋愛、失恋、結婚、離婚、たまには嫉妬や喧嘩だってある。
ワーキングガールズの世界は、幸せ色のピンクや涙色のブルーで彩られたビックリ箱。
（アマゾンより引用）

よくある女性同士のいがみ合いや、社内での足の引っ張り合い。
「書店」って舞台じゃなくてもよくある話かな、と思ってしまった

まぁ、でもスラスラ～っと読めたお話でした(*´∀｀*)

[リコリス さんの感想 · 2015年5月1日]

中心人物はもちろん、周囲の人たちまでも丁寧に描かれていて好感が持てた。
人の性格の裏側な部分も惜しみなく話に絡んでいて、そこがまた良かったです。

[kinaeさんの感想 · 2015年4月26日]

激戦区で働く書店員たちの奮闘
ﾗｽﾄ、小気味よい◎

2007年の発行と奥付に。最近のお話と思って読んだのでびっくり

[hosinotukiさんの感想 · 2014年11月29日]

お仕事小説という括りになるけど、親子、夫婦、恋愛、仕事をバランスよく絡ませて、本屋さんが舞台なだけにとても楽しく読めた。それにしても男の嫉妬は怖い。
2015.⒎25　再読

[mixikoko-kさんの感想 · 2014年10月25日]

書店内の人間模様を描いた長編。
伏線なんだろうけれど、前半のいわゆる「女のた戦い」「男の嫉妬」はあるある、なんだろうけど、行き過ぎの感も。
それでも嫌いなもの同士、色々な感情がうごめく中でも協力して一蓮托生で、起死回生を図る構成は前向きな気持ちになれる良作だと思った。
続編があるのかな？読んでみたい。

著者プロフィール

愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』で作家デビュー。大人気シリーズ作品「書店ガール」は2014年度の静岡書店大賞「映像化したい文庫部門」を受賞し、翌年「戦う！書店ガール」としてテレビドラマ化され、2016年度吉川英治文庫賞にもノミネートされた。他の著作に「銀盤のトレース」シリーズ、「菜の花食堂のささやかな事件簿」シリーズ、『スケートボーイズ』『1939年のアロハシャツ』『書店員と二つの罪』『駒子さんは出世なんてしたくなかった』『跳べ、栄光のクワド』などがある。