- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103064718
感想・レビュー・書評
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平松さんの本の読中感はとても気持ちがいい。文章で食べること、料理することの楽しさ、生活と食の深い仲を伝えてくれる人だと思う。それが本のつくりにも表れているような気がする。この本も、巻末にエッセイにちなんだ食べもののレシピが付いていて、そこにさらにその料理に関する一言が添えてあった。
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これからたぶん一生体がいうことをきかなくなるまで、ごはんを作って自分にも家族にも食べさせていくって不思議だなー。
面白い。
毎日大事にごはんを作ったり、たまに何も食べたくなくて煮干しをかじるだけでもいい。
お茶とお茶請けで腰を落ち着けたり、夜中に静かにジャムを煮たり。
楽しもうと思わせてもらえる本。 -
果物の追熟。食べ頃の見極め方。難しいそのタイミングを克服するために良い方法、それがジャムを煮ること。
ひとつひとつのことを丁寧に、幸せをかみしめる、そんな日々の心がけを大切にしていきたい。
飯炊き道を突っ走る求道者に乾杯!
サンマンハッセンエンもする『黒楽御飯鍋』に興味津々。
日本食の醍醐味は五味五色五法。同じ食材も調理の方法によって、様々な変化を遂げる。改めて日本に生まれたことに感謝。
全体を通して、一気通貫テンポの良い文体にリズミカルな言葉選び。昔ながらの言葉を使っているのに、決して古臭さは感じない。むしろ、いつ読んでもいつも新しい。表現から容易に絵を想像することができる。何度も手に取りたくなる一冊に出会うことができた。 -
タイトルが素晴らしい。
しかしコレといって食べたいものなし。たぶん好きな味覚が違う。 -
平松洋子『真夜中にジャムを煮る』読了。なんと魅力的なタイトル!料理、食べ物に関するエッセイ集。例えばご飯を炊くということ、そしてその味など、文字だけでこれだけ豊かに表現できるって素敵だ。
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タイトルに惹かれて。かなり良かったです。読む前は、くだけた感じの食エッセイなのかなと思っていたけれど、全然違った。しっかりとした、情景の浮かぶ文章で、引き込まれました。日本語を自由自在に扱っているというか、五感が刺激される。描写も美しくて、うっとりしました。色々な国のお料理の極意や、野菜や果物の選び方と食べごろ、だしの取り方、塩かげん、ごはんの炊き方、一杯のお茶の大切さなど、どれも素敵でした。レシピやお店もきちんと紹介されていてありがたいです。写真もいっぱい。
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上品な文体と、押しつけがましくない愛情が詰まった1冊
食べることを慈しみ感謝することも忘れてない、だが無理はしない
簡単なレシピもついていて、読み終えると早速料理に取りかかりたくなる
食べること、料理することへの愛情を取り戻せる -
食べ物に薀蓄はいらない。文学に多すぎる言葉はいらない。「今日は何も食べたくない」、「ひとりで食べる」の章に共感。
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文章が好き。
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"丁寧に暮らす人" への憧れから、時々こういうのを読みます。でも、始めるのに遅いことはない、ってちょっと思わせてくれた。