窓の魚

著者 :
  • 新潮社
2.90
  • (18)
  • (76)
  • (224)
  • (112)
  • (23)
本棚登録 : 945
感想 : 185
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103070412

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  気持ちが前に向かない日。

    それでも外に出なくてはいけない。

    空が澄んでいる事が余計に不快に感じる。

     雨でも降っていてくれたらどれだけ救われたか。

     濡れた靴下を履いて一日中過ごしてる感じで不愉快さが残ります。

  • 何かおかしいと感じた。
    ところどころの描写がよくわからなかった。それもそのはず。

    よく掴めなくて読むのをやめようかとも思っていたらいつの間にか止まらなくなっていた。

    狂ってる。

    しんどい。しんどいけど奇妙でなぜか魅力があった。

    きっとあの窓の魚(鯉)もそんなだったのだと思う。

    幸せな一日の終わりに読むことはお勧めしません。

  • 引き込まれる内容であったことは間違いない。だが、今回はサスペンス系の内容のような雰囲気があり、そういうものとして読み進めていたが、結末がアバウトで、結局何が言いたいのかわからなかったし、モヤモヤして終わった。

  • 温泉と四人の男女。鯉のいる温泉て良さそう。薄気味悪くていいけどもう一歩ものたりないな。

  • 内容も登場人物も何もかも欠落してておかしい、そんな不思議な本です。
    事件がどういう役割だったのか、とうとうわからなかった…。

  • 語り手が変わっていくんだけど、語り手ごとに登場人物の印象や捉え方が全く異なる。自分の見ているものは一面にしか過ぎない、本当の姿はどれだろうと思う本でした。
    作者は女性や子供が主人公の長編の方が面白いイメージ。

  • 西加奈子さんのテイストがアタシはあまり好きな感じではないなぁと思いつつ、人気だし 男女の話なら読めるかなと思って読んでみました。

    読みすすめていくとハマっていくものの、自分の理解できるところではなくなっていって、、、笑

    でも簡単にいえば、人が誰かのことを想像するとき 自分に都合のいいように思うもんだなぁと。そんなふうに感じました。

    たぶんもう西加奈子さんの本は読むことないかな?笑

  • 装丁が爽やかな水色で夏っぽいな、と思ったので読んでみた作品

    全然夏っぽさは無い(苦)
    読後すぐは「で?結局何が言いたいの?」とイライラしましたが
    冷静に考えてみると同じ出来事でも人により見方も考え方も様々で
    “多分相手もこう思っているだろう”なんて驕りでしかないんだろうとハッとします
    最初は意味が分からず挫折しかけたけど何とか頑張って読み終わり
    また最初に戻ると「なるほどね」と思える
    性的描写要るのか?と思ったけどこの軸が抜けるとこの変わり者達が集まらないし(笑)
    むしろミステリーっぽいのが要らないと思いました

  • 読み終わってもすっきりはしない感じ。
    湊かなえさんの『告白』のように4者が共有した時間をその人の視点で綴られているのですが、最初の3者はなんだかよくわからず、最後のアキラでふーん。そうだったのか。という感じ。
    うーん、やっぱりもやもやしてる。

  • 途中面白くなるかなー?と思いつつ、しっくりいかないで読み終わった。
    性描写要る?と前半ひたすら思ったりしたし。

著者プロフィール

1977年イラン・テヘラン生まれ。2004年『あおい』で、デビュー。07年『通天閣』で「織田作之助賞」、13年『ふくわらい』で「河合隼雄賞」を、15年『サラバ!』で「直木賞」を受賞した。その他著書に、『さくら』『漁港の肉子ちゃん』『舞台』『まく子』『i』などがある。23年に刊行した初のノンフィクション『くもをさがす』が話題となった。

西加奈子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×