- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103147633
感想・レビュー・書評
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2冊目となると、繰り返しが多いこと、ゴシップ噺に転けてることも多いこと、が、胃にもたれる。
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聞いたことのあるような話もありつつ、普段大学とも教授とも縁遠いので、物珍しく思いながら読み進めました。
どの業界でも会社でも、問題は多々あるのでしょうが、大学もなにかと大変のようです。
タイトルだけ見るとミステリ小説と勘違いしてしまいそうですが、小説ではありません。
自伝風の読み物、といったところでしょうか。 -
「工学部ヒラノ助教授の敗戦」よりは良かったが、語り手のスタンスがイマイチはっきりしないのが不満。
自分は「ヒラノ教授」と匿名で、他人は実名。妙に達観(諦観?)したようで、エッセイよりも暴露的でいて、でも突っ込みは弱い。何か中途半端な感じでした。 -
うちの業界も「なんかなぁ」と言いたくなる手続や慣例があって嫌になるけど,大学の先生の方がよっぽど大変だ。事件の見方もなるほどなぁと思うところも多く,おもしろかった。
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「スプートニクの落とし子たち」の著者。
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小説かと思ったら、違いました。なぜか自身の名前だけ今野からヒラノに変えてはいるのだけど、あとは実名での大学工学部内の暴露話。大学で理系教員をしている身としてはほとんど知っていることでしたが、むしろ、大学教員になる前に知っておきたい情報だった気もする。
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まだ執筆意欲はあるようだが、出尽くした感もある。
あとは、相当踏み込んでの悪趣味ぎりぎりの暴露しかないだろう。
定年したら責任無しよっていう感覚は、一応それなりの地位まで上った人についてはあまり容認したくない。
独居老人が外から言いたい放題、ってのがもはや許される時代じゃないと思うが。 -
面白かったです。
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タイトルで「推理モノ」と判断して手にとったが、実は工学系大学の暴露本。アカハラ、研究費の業者預けなど仮名の教授を主人公に、実在の大学名や教授名を出して、大学のウミを書いている。
不思議な事に、読んでいるうちに事実なのか、フィクションなのかわからなくなる。 -
工学部ヒラノ教授が現役時代にかかわった事件の数々を振り返ります。
事件というには話が小さすぎて笑えるのですが、これを大規模に、またはおおっぴらにすれば確かに犯罪です。
大学に入学するのではなく入職しようとする人、動物のお医者さんの漆原教授ファンにお奨めの本。