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- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103244219
感想・レビュー・書評
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日本の裏側
光の当たらない場所
知るべきこと・改善すべきこと
真剣に考えなければいけない現状を
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日本の聖域とは、キャリア官僚など権力を握る人々の利権が温存されている、一般ピープルの妬みの槍玉に上げられる領域のこと。
天下りを中心とした問題点の根っこは公益に仕える人間が私益を求めていいのかという倫理的な問題だと思う。国民の税金から給料をもらっている人が私腹を肥やしていいのかという議論だ。
現行の制度では、天下りが起きない方がおかしいと思う。公益に供する人間だってとうぜん私益を求めるもの、というか私益という原動力があるために公益に仕えることができるとも言える。
もし、お得な就職先を確保できる権力があるのならば、誰だって躊躇すること無くそれをしているだろう。
官僚はそれができで、一般ピープルはそれができない、だからこそ妬みの感情から天下りを批判する。だかしかし、妬み等私的な感情からのクリティークでは日本の聖域は崩されることはないのではないか。そもそも役職に就く一人意外全員が退職をしなければならない制度がおかしいのではないか。文章で明文化されているかどうかは知らないけれど、その制度を撃たなければならないのではないか。そこを撃つと大きな制度改革が必要になるだろう。でも大きな変化が必要になるからそこ撃ちがいがあるのだ。