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- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103294610
感想・レビュー・書評
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『ちょっと控えめなビルジャック知能犯の脱出劇』
最新鋭のビルが何者かに占拠された。ビルの最新機能を逆手にとり、目的を達成し、逃げ切れるのか?派手なアクションの裏に隠された人間関係や動機が、伏線を回収しつつ明らかになっていく!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「TOKYO BLACKOUT」を読んで、この本があることを知り、東京に行ったら読もうと出張に持参したのはいいけど、小松空港までのバスと待ち時間と飛行機内で一気読みで、東京に着いたら読み終えていた(^^;
六本木ヒルズを思わせる超高層ビル「ウインドシア六本木」がビルジャックされる。地上50階、地下5階、ビルと言うより一つの街のような巨大ビルをどのようにジャックするのか?こうした本の興味は、犯人たちの意図はどのにあるのか、どうやって逃げるのか、そこに集中しますが、なかなか予想外に展開で面白かったです。逃げ道の伏線はあったけど、そんな命がけの方法とは思っていなかったです。一方の犯人たちの意図はうすうすわかっているのですが、最後のどんでん返しには想定外のびっくり。「その手で来ましたか」って感じです。
六本木ヒルズの機能を調べて随所に紹介されているけど、それぞれが事件に意味を成すというのも感心した。うますぎる話だったけど、何も考えずに楽しめる作品だった。