私のインタヴュー

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103316138

感想・レビュー・書評

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  • 2013.4.22~5.8
    ”普通人であること”への憧れを強く匂わせるインタビュー集。どんな相手でも変な上下意識が見受けられず、常にフラットな態度で臨んでいる様子に感心。自分が”普通”ではないことをコンプレックスとして感じていたのだろう。対談対象の希望も出していたようだから市井に生きる女たちが何を考え、何を意識し、自分とどう違うかを知りたい好奇心も旺盛なものがあったに違いない。

  • 産児調節運動者の章で、インタビューを受けた辻本よし子さんが高峰秀子さんに向かって、「ところで、今度は私からおうかがいしたいんですが、高峰さん御夫妻は、どうなすっていらしゃるんでしょうか。」と、そのものズバリを問うたのには驚いた。よほどの人でないと大女優にこの質問はできないでしょう。ただ、さすが高峰さんは上手に受け流してられました。この箇所が一番印象に強いです。ページの間にある高峰秀子さんの写真姿のまあなんと美しいことか!

著者プロフィール

高峰 秀子(たかみね・ひでこ):女優、随筆家。1924年北海道生れ。5歳のとき映画『母』で子役デビュー。以後、『二十四の瞳』『浮雲』『名もなく貧しく美しく』など300本を超える作品に出演。キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞ほか、受賞数は日本映画界最多。55歳で引退。名随筆家としても知られ、『わたしの渡世日記』(上・下、新潮文庫)で第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2010年12月28日死去。享年86歳。

「2024年 『高峰秀子 夫婦の流儀 完全版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高峰秀子の作品

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