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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103332312
感想・レビュー・書評
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新文芸座の菅原文太特集の「仁義なき戦い 代理戦争」「仁義なき戦い 頂上作戦」から、即ゲット。こんな生々しい映画、関係業界とどう付き合いながら成立させたのか、ドキドキしながら読みましたが、思っていたよりは堅気の世界で作られていました。そうはいっても東映という男の世界のイケイケ感で突っ走っていて、よくヤバイ側に落ちなかったな、と思います。そう、まさにMEN'S MEN'S WORLD!その白眉が岡田茂社長と日下部プロデューサーのスケベ親父丸出しの企画プレゼン。爆笑です。本書ではスケベというキーワードが頻出しますが、東映が映画界の一等賞だった時代は、時代もスケベだったのかもしれません。映画が大衆の欲望の鏡であった時代に対するレクイエムにも思えました。
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書けなかった話も多そうだ
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東映では助監督よりも制作進行が実は大変な仕事であること、プロデューサーとして数々の傑作をものにした裏では、実に人間臭いドラマがあったとだということが分かった。もっと深く掘り下げてほしいエピソードが多数。