消費税 政と官との「十年戦争」

著者 :
  • 新潮社
4.55
  • (8)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 50
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103345718

作品紹介・あらすじ

歴史的改革のプロセスは、こうして進んでいった。緊迫のインサイド・ドキュメント。十%への引き上げへと、実行段階に向けて進む消費税増税。小泉政権から今日まで、幾度もの政変に晒され、リーマン・ショックや東日本大震災などで火が消えかけたものの、潰えなかったのはなぜなのか? 繰り返される権力闘争、リアリストたちの執念、財務官僚たちの思惑……、その舞台裏の攻防を、綿密な取材で検証する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分がどういう状況で働いていたかがよく分かった

  • 与謝野を中心とする財政規律派の政治家や財務省の官僚の連中が、いかに酷いものかよく分かる。国賊だ。10%に引き上げられば、日本経済はまた長期低迷に陥るだろう。

  • 民主党政権時代、なぜ菅直人首相(当時)が突如として、
    消費税率を上げなければならないと主張し始めたのか。
    そして、野田佳彦首相(当時)も引き継いだのか。

    新聞報道を読んでみても、いまいち釈然としなかったが、
    「そもそもの伏線は、小泉純一郎内閣時代にあり、
     自民党政権時代から議論が重ねられてきたものである」
    ということを皮切りにして、通時的に理解することができる。

    与謝野馨という政治家の変節と見られるような振る舞いも、
    どうして、そういうことを行なったのかが見えてくる。

  • 地元の図書館で読む。

  • メモを残しておくことは大事ですね。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

日本経済新聞編集委員。1964年生まれ。東京大学法学部卒業、同年日本経済新聞社に入社。政治部(首相官邸、自民党、公明党、外務省を担当)、経済部(大蔵省などを担当)、ジュネーブ支局長を経て、2004年より現職。著書に『平成デモクラシー史』(ちくま新書)、『官邸主導』『経済財政戦記』『首相の蹉跌』(いずれも日本経済新聞出版社)、『消費税 政と官の「十年戦争」』(新潮社)、『財務省と政治』(中公新書)、佐々木毅氏との共編著に『ゼミナール現代日本政治』(日本経済新聞出版社)がある。

「2022年 『憲法政治 「護憲か改憲か」を超えて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

清水真人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×