特捜7: 銃弾

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103357117

感想・レビュー・書評

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  • 警官が殺害され、銃が奪われた。その銃を使用しての連続殺人事件。捜査一課のイケメン刑事と所轄の変わり者女性刑事がコンビを組んで事件解決に走る。
    事件のつながりが見えても進展せず、やきもきした。捜査本部と一緒に焦った。
    岬の里中への心の中のツッコミが笑える。とてもいいコンビだと思う。今回だけのコンビはもったいない。。シリーズ化希望。
    それにしても表紙カバーの顔が濃ゆい。。

  • 特捜7シリーズ、1作目。

    警察の捜査が犯人に都合良く後手後手に回っているのは気になったけど、ちゃんと筋道立った展開で読みやすく、面白く読めた。ただ、特捜7というタイトルの割には、さほどチーム捜査の色を感じなかったかな。主人公の岬はまぁいいとして、同じ特捜チームの佐倉ではなく、所轄刑事の里中の方が準ヒロインとして際立っているせいもあるのかも。その里中のキャラだが、最近よく見る女性刑事パターンなのも気になるところだけれど、まぁ、多少なり独自性も見られるし、好感度高い。なのに、特捜7メンバーじゃないから続編にはもう出ないのかナ、なんて思っていたら、意外や続投するらしい。シリーズカラーが弱くなる気もするけれど、まぁ、岬&里中コンビ、また見たいかな。

  • 岬怜司が里中宏美とのコンビで両腕を切断された遺体発見から、その真相を解明するまでの過程を描いた物語だが、面白い.警官が襲われて拳銃が奪われ、その拳銃が使われた事件も発生.宏美の行動が緊張した事件の中の清涼剤の様な感じで読んでいて楽しめた.24年前の事件との関連から岬が推理して行く過程が秀逸だ.佐倉響子の存在もチームの中で光っている.

  • 麻見の作品は警察小説の本格絡みのスタイルを維持してくれている。
    読みやすく成って、構成もしっかりとしている。
    十一係シリーズと内容の変化がみられないのは、新境地としてはどうかな?
    単にキャラクターが変わっただけのイメージはあるが、整理された物語構成は評価出来る。

著者プロフィール

1965年千葉県生まれ。2006年『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。『石の繭』から始まる「警視庁殺人分析班」シリーズで人気を集める。その他著書に「警視庁文書捜査官」シリーズ、「特捜7」シリーズ、「重犯罪取材班・早乙女綾香」シリーズ、『深紅の断片 警防課救命チーム』『共犯レクイエム 公安外事五課』『骸の鍵』『擬態の殻 刑事・一條聡士』などがある。

「2023年 『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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