子子家庭は波乱万丈: ドイツ、オーストリア旅物語

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103381341

感想・レビュー・書評

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  • 本書を読んで分からない場合には、解説を読めば価値が分かる場合があります。
    赤川次郎作品の場合には、「文芸評論家」以外の方が解説を書かれている場合には、90%くらいの確率で当たりです。

    その解説を読むだけで楽しいからです。
    赤川次郎作品を、こう育てたのか、こう読んで来たのか,よまなくてもちゃんと作家になれたとか、
    悲喜交々で、とても楽しく読ませていただています。

    子子家庭シリーズも、小説新潮で連載中だと解説で書かれているので、本書が最終巻になるわけではないことはお分かりだと思います。

    中身の方は、たしかに子子の間の関係いついては薄く,現地の2人の描写が中心になっています。
    また,その2人が、本当どうするのかがよくわかっていません。

    中途半端で終わっています。それもこれも,連載がまだ続いていることにほかならないのだと思います。
    本編では描写が不十分なので,できれば短編2つ入っていれば,なんとか格好がついたかもしれません。
    それは編集者の腕の問題かもしれません。

    次回企画される場合には、本編との量の均衡をかんがえていただけると幸いです。

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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