思い出トランプ

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 94
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103382010

感想・レビュー・書評

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  • 時代の違いもあるとは思うが向田邦子の男性観には悪意があると思った

  • 古きよき時代……とかつての生活を言うけれど、どこかで誰かが我慢してる「よき」だよなぁと思う。
    いつの時代にも、誰にでも、「 善し悪し」の両面は存在する。人って、いとおしいけどその分こわい。

  • どれもいろんな人のいろんな胸のうちが表現されたさらりと読みながら深く感じられる作品でした。
     きっと人間観察にものすごい能力があったのだと思われます。中年夫婦がよく出てきますが、どれも多彩。印象的な感慨が苦々しく、あるいは哀愁を帯びた読み応えが残ります。後ろ暗い後味の悪さがじわじわと。サスペンスとしても味わえそうです。
     そう思わせる人物や設定、織り込む感情に鋭く力が発揮されています。

著者プロフィール

向田邦子(むこうだ・くにこ)
1929年、東京生まれ。脚本家、エッセイスト、小説家。実践女子専門学校国語科卒業後、記者を経て脚本の世界へ。代表作に「七人の孫」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」。1980年、「花の名前」などで第83回直木賞受賞。おもな著書に『父の詫び状』『思い出トランプ』『あ・うん』。1981年、飛行機事故で急逝。

「2021年 『向田邦子シナリオ集 昭和の人間ドラマ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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