呪術

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 74
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103400523

作品紹介・あらすじ

アフリカの地で未だ息づく呪術師の因習。少女に迫る魔の手は、遠く日本まで及ぼうとしていた――。30代のツアーコンダクター・麻衣は、アフリカで突然のテロに巻き込まれる。難を逃れたかと思われた直後、偶然に救ったのは「呪術師」に追われるアルビノの少女・ケイコだった。共に日本へ渡るも、待ち受けていたのは更なる危機。二人の運命は、そして「呪術」を生んだ力の正体とは――。手に汗握るサスペンス長編。

感想・レビュー・書評

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  • 序盤からエンジン全開感のある、とにかくスリリングなサスペンス。思わず一気読みでした。
    アフリカの呪術師に狙われたアルビノの少女と、彼女を助ける日本人ツアーコンダクター。テロリストに襲撃されたりアルビノ狩りに遭ったり、手に汗を握るシーンの連続で息がつけません。にもかかわらず、案外あっさりと窮地脱出して舞台は日本へ。ってのでややあっけに取られたのですが。
    実はこの日本が近未来の日本であって、国際情勢がいろいろ物騒なほうに変わってる、という代物だったのでした。まだまだ去らない脅威。さらなる陰謀と呪術の正体。うわー、もうはらはらどきどきがまったく止まりません!
    現代の世の中で、こんな呪術だなんてまったく馬鹿らしい、というのは一般常識なのでしょうが。だからといってありえないとも言えないのかも。むしろそれを心底信じてしまうこともまた恐ろしいのでは。大団円が予測される物語ではあるのだけれど。読後にはどことなくうすら寒いものが残った気がしました。

  • 近々読む。

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