エッグ/MIWA: 21世紀から20世紀を覗く戯曲集

著者 : 野田秀樹

• 新潮社 (2015年1月30日発売)

作品紹介・あらすじ

書き換えられた「過去」に隠された「真実」が日本を、世界を震撼させる！　エッグは記録に残してはいけないスポーツなの――。まさか東京オリンピックが中止になるなんて！　書き残された言葉が歴史に接続されたとき、そこは劇場になる。待望の「エッグ」再演＆パリ公演を機に、美輪明宏の愛と人生に、長崎に刻まれた記憶と昭和の時代を浮かびあがらせた傑作「MIWA」とともに贈る、新たな代表作！

感想・レビュー・書評

[tsubuyakibetaさんの感想 · 2015年3月1日]

野田作品3作目の鑑賞。舞台装置・場面展開・セリフも、いつものように軽快で面白かった。しかし、全くの先入観を持たずに出かけたら、テーマはユダヤ収容所や731部隊などを取り上げた国家による戦争責任というかなり重いもので、笑えないシーンも数々あった。過去2回の東京オリンピックと2020年のオリンピックを、時空を超えてうまく融合させながら進むストーリー展開はさすが野田秀樹だと思った。

[学生選書@武蔵野大学図書館さんの感想 · 2015年11月24日]

OPACへ ⇒ https://opac.musashino-u.ac.jp/detail?bbid=1000040492

[konnさんの感想 · 2015年8月10日]

観ても凄いし、読んでも凄いので本当に凄いと思う。

著者プロフィール

2018年10月現在
東京芸術劇場芸術監督、多摩美術大学教授。
劇作家・演出家・役者。

「2018年 『野田秀樹×鎌田浩毅　劇空間を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」