- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103512318
感想・レビュー・書評
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題名に惹かれて、ワクワクしながら読み始めました。物語にはすぐに入り込め,よくあるパターンの屋敷物犯罪だーと読んでいくと、、、途中で違和感を少し覚えつつも読み進めていきました。
日本家屋を使った屋敷ものは珍しいので,読んでいて新鮮でした。
最後の数ページでやられましたー
ネタバレですが、
叙述トリックでした!!
全然事前情報なかったので,見事に騙されましたー
上手に騙されて、スッキリ終わって、読後感はよかったです。
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覆面作家の館で失踪した女性編集者。再び起こる不可能な人間消失。犯人は「人を消す屋敷」? その昔、包囲された館から一族が忽然と姿を消した――。奇怪な伝承に彩られた岬の突端の武家屋敷、人呼んで「消人屋敷」。ここに隠遁する覆面作家を訪ねた女性編集者が失踪し、三ヵ月後、謎の招待状によって五人の関係者が集められた。嵐が巨大な密室を生み出し、新たに不可能な人間消失が! 読者を挑発する本格ミステリ長篇。
兄が失踪した女子大生と弟が失踪したフリーの記者の元に送られてきた謎の招待状。そして、覆面作家の新作が欲しい編集者のところにも送られてきた。覆面作家が住む家は、陸の孤島でそして道中は嵐がやってくる状態。もう怪しすぎる。
当然のように孤立してしまう作家の家。そして、誰の仕業なのかは分からないが、電話線も切られてしまい、外部との連絡がつかなくなる。もちろん、スマホも圏外になってしまっている。そして、次々に人が消えていく。
物語の目線が次々に変わっていく。主に、兄を探しにきた女子大生と女編集者の目線。だけど、最後まで読むとどこからか違っていたのか確かめたくなり、何度も前のページに戻った。まさに、どんでん返しってかんじだった。私が信じていたものは、一体どこで間違っていたのか。何度も確かめたよね。
なんか最後は可哀想なかんじもしたけど、兄が幸せだったと思えたなら良かったのではないかな。まぁ、私はその兄にまんまとやれられたんだけどね?と言いたいが。
2023.1.21 読了 -
ポンポンと視点が変わるので何か意図があるのだろうと慎重に読み進めていて、確かに最後のどんでん返しには驚かされたが、それまでのストーリーはどういう時間軸だったのかが理解力の乏しい頭では分からなかった。
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途中途中で感じる違和感の正体がわからず、終盤まで来て「ん?」となって、そういうことだったのかと分かってから、さらに二転三転した素晴らしい作品。どんでん返し系の好きな方はぜひ読んでください。
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著者初読み。過去に包囲された状態で一族が忽然と姿を消したと言われる消人屋敷。主人公たちが訪ねるとそこはあっという間に嵐の山荘と化し…。用意された舞台はワクワクするものですが、なぜか読みにくい。時系列や一人称の「わたし」を時々確認して進むことになりました。ああ、トリックありきの作品、とふわっと読み終わってしまったのですが…。それでも気になって最初からすべてを読み直したら、いろいろな部分がとても良く計算されていることに気づかされ、舌を巻きました。でも一つだけ…好みの問題ですがラストの展開は嫌いです。読後感が!
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2018.10.10読了
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謎の屋敷から招待状が届くが、招待されたわけではない。となると後はお約束の展開。ラストに急にキャラ変…。
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ん???
途中で読み返しました。
なるほど…なんですが
最後が…う〜ん。