- Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103524526
感想・レビュー・書評
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ヨシタケシンスケさんのイラストと、それにまつわるエッセイ集第二弾。
イラストを書いている時に「思わず考えちゃう」ことを本にしたら売れたので二冊目で「欲が出ました」ということらしい。
今回は、文章なしのイラストのみのページもある。
「しかもフタが無い」からヨシタケシンスケさんを好きになった身としては嬉しい。また、あのようなイラスト集も出してほしい。
目の付け所が違うというより、同じものを見てもそれに対する感じ方や頭の捻り方が違うのかな、という印象を受けた。
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人間って「プチ欲」が出た時、何とも言えない顔をする。ついつい考えすぎちゃう絵本作家が、「ネコにほめてもらいたい」「架空の島で休暇を取りたい」といったさまざまな「欲」をスケッチと共に書きとめる。
これ図書館では文学って分類なんだ。私的には哲学でもありのような気がしますが…。
【「考えてみよう!」っていのは】がなかなか気になりました。 -
1時間もせずあっという間に読了。
日常から哲学的な話のように、でもサラッと終わりにするスタイルが心地よかった。
ヨシタケシンスケさんの作品は初めて。視点も言葉選びもセンスがありすぎて好きだった。クスッとなる箇所も多々。他の作品もすぐ読みたい。
イラストも文章も通り過ぎるような軽さ。だから読みやすく、深い話も重くならない。
誰でも「ああそうか」と思えるような内容が2,3個くらいは見つかりそう。 -
好き。ヨシタケさんの絵本が好きな人は読んで欲しい。ふとした時に描いたイラストを解説してるから押し付けがましくなくて、その時思ったことを書いてるんだけど、優しい言い回しとかではなくてずばっと言っちゃうから面白かったり皮肉っぽかったり。
次男がこれ履きなってズボン持って行ったらそれ誰が言ったの?って聞くの笑った。解説見てなるほどなーとまた笑った。
ヒマな時にパラパラ見て笑ってほしい。 -
考え過ぎる人は理屈、理由を追い求めがちだが、案外、世の中は理屈より感情で動いていて、その対極にあるのが「あるがままを受け入れる」悟りの境地なのではないか。
忘れちゃいけない大事な時や楽しい事をすぐ忘れて、覚えておかなくていい、つまらない事や辛い事をいつまでも覚えていたり、人の記憶のままならさ。
世の中て正しいかどうかで回っていなくて誰かの気が済むかどうか、です。
ドラマチックな日と、何のドラマもなかった日の両方を同じ熱量で、どちらも価値のある面白いものとして感じたいたい。
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欲って尽きないよね。やってみたいという欲もあれば、やりたくないという欲もある。人間欲まみれ。やりたいこととか、やってみたいことがあるけど、金銭的に、時間的に、能力的になど理由があって出来ないときって我慢するから、気持ちが満たされなくて、不安になる。でも「あー自分、今めっちゃ欲張ってるやん」と客観的になれたらちょっと楽になるよね。そんな状況さえも楽しめばいいんだもんね。
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図書館にて。
日常のヒトコマをちょっと一言と共にイラストにするのって、簡単そうで全然出来ない。
見落とさず、こんな風に残せたらと思う。
すごく素敵。大好き。 -
2021.8.13読了。
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前作と比べると、
少しブラックな内容が多い気がしました。
あるある!と頷くイラストから、
ドキッ!とさせられるイラストまで様々で、
最後まで飽きずに読めました。 -
イラストエッセイ。イラストに味があってとても可愛い。ちょっとした表情や動作の描写が上手くてくすりと笑えます。
エッセイも短い優しい文章の中で、はっとした気付きを与えてくれるものが多くて楽しい。