- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103550075
作品紹介・あらすじ
女がひとりで生きていくのは大変だってわかったのは、三十八歳の時だった――。私が好きだった人たち、私を理解してくれた人たち、そして私と同じ匂いを持った人たちへ――。「ザ・ベストテン」の日々、テレビ草創期を共に戦った森繁久彌、毎日のように会っていた向田邦子、〈私の兄ちゃん〉の渥美清、〈母さん〉の沢村貞子、そして結婚未遂事件や、現在の心境までを熱く率直に、明朗に綴った感動のメモワール。
感想・レビュー・書評
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私にとっての黒柳徹子さんは、ザ・ベストテンや徹子の部屋、世界不思議発見等で、早口で話す人というイメージしかなかった。
この本を読むまでは、時々舞台に立っていることは知っていたが、こんなにも真摯に女優業を全うしていることを知らなかった。
また日本にパンダが来る前から研究していたなんて、本当にびっくり。
いつもお見かけしていても、意外と知らないことが多いのだと改めて認識した。
また、たくさんの懐かしい人達が登場し、大好きな沢村貞子さんや向田邦子さんの話を読めたのは本当に嬉しかった。
今では考えられない懐かしく優しい良き時代が自分の中でよみがえり、幸せな気分になった。
2024/02/28 23:00
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窓際のトットちゃんを読んだら、こちらもぜひ。大人になったトットちゃんの物語、自伝。「女がひとりで生きていくのは大変だってわかったのは、三十八歳の時だった――。私が好きだった人たち、私を理解してくれた人たち、そして私と同じ匂いを持った人たちへ――。「ザ・ベストテン」の日々、テレビ草創期を共に戦った森繁久彌、毎日のように会っていた向田邦子、〈私の兄ちゃん〉の渥美清、〈母さん〉の沢村貞子、そして結婚未遂事件や、現在の心境までを熱く率直に、明朗に綴った感動のメモワール。」
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黒柳徹子さんの同志たちの、いわば有終の生き様を記した本。
あと、世界ふしぎ発見の裏話も少し。 -
古い歌は流行った時代を思い出させる。テレビが音楽界を支配していた時代、歌謡曲が主娯楽の頃『ザ・ベストテン』という番組は黒柳徹子&久米宏というコンビ司会がボケと突っ込みで絶妙、しかし「前々週の火曜日に出るランキングデータに合わせて出演交渉とシチュエーションに相応しいスタジオセット作成」生放送の強みを最大限に活かしたが「予算がかかり過ぎて表彰は無理」/NHKでは個性が強すぎたが、テレビ女優としては「異能で目立つ」才を発現。しかし文学座で基礎を山田五十鈴先生に/両親の出会いはアクシデントであったが結果良ければ?
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TV
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テレビドラマトットちゃんを観たので、借りた。
素直で運が強い人。 -
TVドラマ「トットちゃん」がけっこう面白いので、「窓ぎわのトットちゃん」は大昔読んでしまっているので、最近作の本作を読んで見た。ドラマを補足するような内容であり興味深く読むことが出来た、しかし、長寿者の定めとして亡くなられた人の話ばかりになり内容はかなり辛いものである、長生きするとはこう言うことなんだと納得させられる結果となった。NHKの専属俳優1号となってTV文化を作ってきた人が、TVがその役割を終えようとしている今、TVの良き日を語るというのは皮肉なものだ。
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黒柳徹子さんがNHKに入ったきっかけ、その後の仕事のこと、さまざまな人との出会いのことなどが読みやすく書かれている。
私が黒柳徹子さんの番組で親しみがあるのはやはりザ・ベストテン。久米宏さんと絶妙なコンビだった。毎週楽しみにしていたのを覚えている。そんなベストテンの裏話も入っています。
年齢を重ねて高齢になると、周囲の親しかった人達が亡くなっていく。黒柳徹子さんも家族のように親しかった人々を見送ってきた。それはどんなに寂しいことだろうと考えてしまいました。
視聴者から見ても、バイタリティがあって個性的でお洒落で、私のような若輩者が言うのも失礼かもしれないけれど、存在自体がとてもキュートな黒柳徹子さん。これからご健康でご活躍されますように。