負けんとき 上: ヴォーリズ満喜子の種まく日々

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103737131

感想・レビュー・書評

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  • 近江兄弟社、数々の名建築を手がけたアメリカ人ヴォリーズ。
    その妻が日本人でしかも華族のお姫様と知って以来、
    いつか小説になるのではないかと思っていた。
    むしろ、今までなかったことが不思議なくらいだが……

    玉岡かおる氏の最新作がその一柳満喜子を主人公にしたものと知って、
    即購入。
    なるほど、この人が描き上げるのは当然どいう気がする。
    関西を舞台に、近代の世を前向きに生きた女性たちを描いてきたストリィテラーであり、ヒロイン満喜子の神戸女学院の後輩にあたるのだから。

    さて、上巻をたった今読了。
    う~ん、少々期待外れか。
    相変わらず読み出したら止まらないのだけれど……
    私の好きな明治の女性、津田梅子、矢島楫子、瓜生繁子、大山捨松……そんな女性たちに加え、新しく廣岡浅子の名も知ったのに。

    まだ、肝心要のヴォリーズがちらちらと顔をのぞかせる程度だからということで下巻に期待!

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著者プロフィール

◎玉岡 かおる(たまおか・かおる)作家、大阪芸術大学教授。兵庫県三木市生まれ、神戸女学院大学卒業。15万部のベストセラーとなった『夢食い魚のブルー・グッドバイ』(新潮社)で‘89年、文壇デビュー。著書には『銀のみち一条』、『負けんとき ヴォーリズ満喜子の種蒔く日々』(以上新潮社)、『虹うどうべし 別所一族ご無念御留』(幻冬舎)などの歴史大河小説をはじめ、現代小説、紀行など。舞台化、ドラマ化された『お家さん』(新潮社)で第25回織田作之助賞受賞。『姫君の賦 千姫流流』(PHP研究所)は、2021年、兵庫県姫路市文化コンベンションセンター記念オペラ「千姫」として上演。2022年5月『帆神』で新田次郎文学賞受賞。

「2022年 『春いちばん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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