歩道橋シネマ

著者 :
  • 新潮社
3.06
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本棚登録 : 1433
感想 : 163
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103971122

感想・レビュー・書評

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  • 短編集 作品背景は、あとがきに有。玉石混交。「悪い春」が、現在のオリンピック狂騒曲のさなかのボランティア動員の世相を予言しているように思う。

  • 短編集。きっとそのうち内容を忘れるけれど、放課後の教室で踊りだしそうな少年のシーンは印象的。

  • 全くジャンルの異なる短編集。
    『線路脇の家』『風鈴』『楽譜を売る男』『ありふれた事件』が特に好き。

  • ノンシリーズの短編集。
    とは言え、『消滅』や『麦の海に沈む果実』のスピンオフが含まれています。
    元を覚えてないけど多分問題ない……。
    なんならまだ本編が書かれてないのにスピンオフもw
    あとがきにそれぞれの制作背景解説があります。

    写真 / 大山顕「立体交差 ジャンクション」(本の雑誌社)より。カバー:大谷ジャンクション、表紙:仁保ジャンクション/茅ヶ崎海岸出入口
    装幀 / 新潮社装幀室
    初出 / 『小説新潮』2013年8月号、2014年8月号・12月号、2015年7月号・11月号、2016年9月号、2017年7月号、2018年1月号・7月号、2019年1月号・7月号、『幽』vol.21・23、『2030年の旅』中公文庫2017年、『EPITAPH東京』朝日文庫2018年、『謎の館へようこそ 黒』講談社タイガ2017年、『奇想天外21世紀版アンソロジー』南雲堂2017年

  • 18編からなる短編集。
    『麦の海に浮かぶ檻」は「麦の海に沈む果実」のスピンオフ、懐かしい感じがする。
    「風鈴」こういう怪談は好き。
    「柊と太陽」は読みつつちょっと笑えた。

  • 18の短編集、ホラーにSFに近未来に大どんでん返しに様々でした。恩田陸の大どんでん返しはいつも爽快です。一番好きなのは「皇居前広場の回転」。倦んでいる状態から日常の何気ない数秒で自分の中の何かが動いた話。私たちにもに通じるものがあるかも。

  • 【所蔵館】
    総合図書館中百舌鳥

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000941153

  • 約7年ほど書き貯めていた短篇18作品

    それぞれの時期に起こった事変やブームを題材にしつつ、描かれており、少しホラーというか、怪談話のようなものが多いですね。

    短い話の中に、創造を膨らませる作者の力、ぞっとする感覚、なのに美しいと感じる違和感、それぞれは全く異なるのに、どこか繋がっている感覚……

    この光景はどこかで見たのかもしれない。。。

  • なにも怖いことは起こっていないはずなのに怖い。
    一押しは「ありふれた事件」。できれば記憶から抹消したいくらい怖かった。「悪い春」は最近戦時中が舞台の小説をよく読んでるので、ホラーとは違う意味で怖い。「球根」はすごく惹かれる設定なので是非本編が読みたい。
    理瀬シリーズのスピンオフがあると知らなかったので不意打ちで嬉しい出逢いでした。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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