生きれば生きるほど、背骨は右肺を押しつぶす形で極度に湾曲し、一定の姿勢を保持することもままならない…
彼女は30歳、両親が残した終の棲家で、有名私大の通信課程に通いながら、コタツ記事の収入を全額を寄付している。
私の夢は高級娼婦…人並みに子を授かり、堕胎したい…
頭では理解しているが、心が追いついていかない
2024年4月22日
- ぼくはあと何回、満月を見るだろう
- 坂本龍一
- 新潮社 / 2023年6月21日発売
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教授という印象が強いですが、晩年の活動は、おまり表舞台にでてこられなかったので、本書を綴りながら、改めて面白い方だったなぁっと感慨深かったですね。
音楽は歴史となり、明日に繋がっていくんですね♪
2024年4月18日
方々にカメラがある世の中、監視社会が気にならなくなってきた昨今、改めて、気付かされたことがあった…
あなたの顔が危ない
指名手配犯を追い続ける見当たり捜査
日々、街頭に立ち、頭に、記憶に、叩き込んだ映像だけが勝負の世界、ただ、見ているものは、確かなモノなのか?目で見るな。心の眼で、人の本質だけ浮かび上がらせろ。
捜一では、あらゆる映像を解析し、人足を辿る
見当たり不要論に打ち勝つためには…
2024年4月12日
知らなかったなぁ〜
眼科医院で働いている人って視能訓練士という国家資格を有する方々がいるんですね。
本作は、瞳に関わる短編集
いずれも、じんわりと体の真ん中が暖かくなるお話ばかりです。ちょっとしたキッカケで、見えてるものが、見えなくなったり、その逆もあったり…
7.5㌘っ軽いようですが、見えることって、それだけで奇跡…なんです
2024年4月2日
いやぁ知らなかったぁ(笑)
とんでもない精神科医www
17年ぶりの復活‼️だそうですwww
傍若無人、唯我独尊なのに、イチイチ言動はシンプルで、的を得ており、不思議と患者は治ってる(笑)
コロナも全く意に介さず、まさにアウトオブ眼中…
これ逆に戻りつつ読んでいく予感wwww
2024年3月24日
- コンビニ兄弟3:―テンダネス門司港こがね村店― (新潮文庫 ま 60-3)
- 町田そのこ
- 新潮社 / 2023年8月29日発売
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3篇とも大人の恋がテーマ
北九州市の門司港を舞台に、どこにでもありそうで、どこにもない展開ですね。
・アイドルがやってきた!
・ハロー、フレンズ!
・華に嵐!
今回、店長は冒頭とラストにしかでてこないんですね(笑)それでもキャラには困らないストーリーに思わず、クスッと(^^)
どうして、門司に引き寄せられるんでしょうか
2024年3月23日
人間に匹敵する知能を有し、言語を理解し、手話を使って『人間』と会話できる『ゴリラ』
自然の脅威、摂理に飲み込まれ、運命に導かれ、アメリカの動物園で暮らすことに。
新しい生活にも馴染み始めたころ、事件が起きる…
檻に侵入した4歳の人間の子どもを助けるためにという理由で、彼が銃で殺されてしまう…
人間の命を救うためにゴリラは殺してもいいの?
彼女は彼のために、自分のために、正義のために、人間に対して、裁判で闘いを挑む!‼️
アメリカで激しい議論を巻き起こした「ハランベ事件」をモチーフに
2024年3月17日
なかなかの波瀾万丈な人生ですね^^;
印象としては、どうしてもダウンタウンが真っ先に浮かびますが、そこに至るまでは全く知らなかったので、へぇーっと思うことが多々あり…
真似したいとか、いいなぁ〜ってところはないですが、シンプルに楽しそう‼️ですね(笑)
自分の居場所は、自分でしか作れないし、居心地よくするのも自分でしかできない。分かっていても出来ないのが、また難しい…
12も思い浮かぶのが、エライwww
2024年3月8日
この夏は、今しかない。
今だから、そう分かる。
かけがえのない時間を。
どこまでも空は繋がっている、こんなときじゃなかったら、出会えなかった。星をきっかけに、それぞれ場所で、それぞれの時が流れていた世界が繋がる。茨城、渋谷、五島列島、全国を繋ぐ…
優しくて、温かい、感情のすべてをたくさん受け止めてほしい(^^)
2024年3月3日
キャラクター(癖)が強いメンバーですね(^^;;
国内で起こっているとは思えない銃撃戦(笑)
展開はほどよいリズムで、心地よいドキドキ感
24年後に……
警察組織を熟知する作者ならではの視点で、広くそして、深く切り込んでいく…
2024年2月22日
新しい芽吹きを感じました♪
今までとは全く異なる作風に、戸惑いながら読み進めましたが、進むうちに、どんどん引き込まれていきます。
一枚の「絵」からストーリーは始まります。
正義とは…報道とは…何か…
誰が描いたのかも分からない。細い線を辿り始め、掴んだその先は、秋田…ある一族に繋がっていく、終戦間際の空襲、日本にあった油田開発、深まる謎は、先の見えない沼のように、真っ暗に…
2024年2月16日
香りを奏でる調香師…
彼が診ている世界はどんな感じなんだろう…
いつも強い怒りの匂いがした
依頼人の望む香りをオーダーメイドで作り出す
香りにまつわるさまざまな執着、記憶…
彼が怒りに満ちているのは…
2024年2月8日
デビュー20周年記念作品
姫川玲子シリーズの10作品目
今回は、天性の勘が冴え渡りますね。説明ができない、その感覚、発想、着眼点、これAIにはできないんだろうなぁ
監禁目的に、空き家に防音壁などの改築が施されており、男性の死体が発見された。
分からないことだらけの中、些細な綻びを、少しずつ少しずつ手繰り寄せ、紐解きながら、繋がっていく。今回、バディを組むのは魚住久江、新たな姫川班が鮮烈な進化を遂げていく…
2024年2月3日
定められた10個の戒律………
決して、殺人犯を探してはいけない……
伯父が所有していた島、叔父が亡くなり、島をリゾート開発する話が突然、湧いてくる。
あれよあれよと話が進み、視察を兼ねた一泊二日の旅が、こんな事態になるとは、、、
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”
何もできない3日間が始まることに。。。
2024年1月26日
- 成瀬は天下を取りにいく
- 宮島未奈
- 新潮社 / 2023年3月17日発売
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ホンマ、めっちゃ滋賀(笑)
西武大津店が閉店をむかえるにあたり、ローカル放送がカウントダウン中継を毎日放送することに。なぜかそこに彼女の姿が…
かと思えば、突然、M-1挑戦してみたり、高校デビューで丸坊主⁉︎全く予想できない彼女は、どこか普通で、どこかが変www
数打てば、何かで芽が出れば儲けもん…
要領がよいのか、悪いのか、よく分かりませんが、愛すべき人間です♪
2024年1月23日
書籍だからこそ、読み手それぞれに想像が掻き立てられ、さまざまなシーンを生み出している気がしますね。
水墨画という、なかなか触れる機会のない世界、墨色一色なのに、読んでいても、真紅や純白を感じ、創造することができるのは不思議
両親を事故で失い、外部との接点を閉ざし、ただただ無為に時間だけが過ぎていく、バイト先の展示会場で、水墨画の巨匠に気に入られ、その場で内弟子になることに(笑)
抗うことをせず、気持ちのままに、水墨画を学んでいく…巨匠が彼に声をかけた理由は…
水墨画は、筆先から生みだされる「線」の芸術
ただ描くのは、その事象ではなく、「心」
2024年1月19日
母娘の推理が痛快ですね。
前作では中学生の娘が、高校、大学生、社会人、そして新たな生活をスタートすることに。
理系脳を有する新聞記者、少し毛色が異なるが、母親譲りの推理を交わす。迷宮入りになりそうな事件をいとも簡単に解き明かす様は、読んでいてスッキリしますね。
只者ではない、母娘が次に挑む事件は…
2024年1月12日
- 笑いのカイブツ (文春文庫 つ 25-1)
- ツチヤ・タカユキ
- 文藝春秋 / 2019年6月6日発売
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なかなかエグかったですね…
壮絶というか、絶望というか、独特というか、何かに取り憑かれたように時間を食い散らかす彼は、ただ不器用なだけ、、、
行き着く先に待っているものは…
27歳、童貞、無職、全財産0円の実録
笑いに狂い、ケータイ大喜利のレジェンド、伝説のハガキ職人と一つずつ階段を登っているのに、どんどんと世間との距離は広がっていく、命を削り、面白いネタを書くことだけに邁進する日々
挫折を繰り返し、死を感じ、カイブツが産まれた
2024年1月4日
- 永遠と横道世之介 下
- 吉田修一
- 毎日新聞出版 / 2023年5月26日発売
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誰にとっても同じ一日、だったら、楽しい方がいいよねと、何でもない一日を大切に、春夏秋冬、最高だなぁって言う日が、一日あれば良いよね。
思い出になるには時間がかかるけど、時間が経ってみないと分からない。初めて、その愛おしさを知ることに…
下巻も、至って普通の日々が流れる中、ゆっくりと季節が移ろう。ドーミー吉祥寺の南のメンバもそれぞれの時間を過ごしつつ、時折、みんなで過ごす時間がいいですね。彼女との回想も織り交ぜながら、読み手も、感慨深く(笑)
そんなとき、身重の後輩の妻の容態が一転し…
やがて、運命の日がやってくる。。。
すっかり忘れてました(・・;)
3作目になることもあり、結末は、分かっていたのに…。最後の最後も幸せでした。
ありがとう、横道世之介
2023年12月31日
何となく手に取りましたが、一気読み♪
15才から通い始めるインディーズのお笑い、憧れだけでは続かない思いに苦しみ…
27才までに結果が出なければ諦めるという枷を自らに負い、ひたすら大喜利に没頭し、睡眠3時間以外はすべてお笑いに。ケータイ大喜利でレジェンド称号を獲得し、軌道に乗ったかと思いきや、25才で心が折れる音を聞いた。限界だった。
私闘の日々を綴った「笑いのカイブツ」、続かない…。書けない…。どうする?、気がつけば、スーパー玉出のストロング缶と女に走る日々、海外へ逃亡するも、そこに死場所はない。
ただ、カイブツは、そんな彼を見続けていた。
再び、ノートは真っ黒に埋め尽くされる
2023年12月17日
- 永遠と横道世之介 上
- 吉田修一
- 毎日新聞出版 / 2023年5月26日発売
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何だか安心して読み進められる人間模様(笑)
横道世之介完結編‼️
40歳が目前に迫りつつある横道世之介…
特に劇的な変化もないが、暇でもない、仕事して、飯食って、寝る。ただ、何となく幸せだなぁっと感じる日々、ちょっと羨ましいwww
吉祥寺の南の方にある、ドーミー吉祥寺の南(笑)
下宿人たちと共に暮らす日々は、大小あるけど、いろんなことがありますね。
なんだか、ホッとする暮らしぶりに、ちょっとした変化を期待しつつ読み進めてしまいますwww
上巻では…(笑)
下巻に続く…(笑)
2023年12月14日
オーディブル(朗読)を前提に書き下ろされた本作は、まさに映像が頭の中で鮮明に映し出されるような錯覚に落ちますね。
新たな三浦しをんの世界に魅了されました。
実直そのものを絵に描いたようなホテルマンが自由奔放な書道家に振り回されるが、なぜか気になる、一緒にいると、落ち着く存在に。。。
二人の掛け合いや微妙な距離感が何ともおかしく、思わずクスッと笑ってしまいますね。
書道家を極め、その道に生きる彼のバックグラウンドを知るとこで、心の真ん中に、何かがズーンと響くものが。
是非、朗読だけじゃなく、映像化もしてほしいですね。
2023年12月5日
- 八月の御所グラウンド
- 万城目学
- 文藝春秋 / 2023年8月3日発売
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久々の青春ものの2篇(^^)
絶望的に方向音痴(笑)な彼女が全国女子高校駅伝で見たものは……
京都御所の横にあるグラウンドで、早朝から開催される野球大会、たまひで杯、どうしてこんなことになったのか?不思議で仕方ないが、いつしか楽しんでいる(笑)なぜか?毎度9人揃わないのに、試合が始まる直前に揃ってしまう…
いずれも摩訶不思議ですが、ちょっとほっこりする優しくて切ないお話でして(^^)
2023年11月26日
- コンビニ兄弟2 (新潮文庫)
- 町田そのこ
- 新潮社 / 2021年12月23日発売
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第二弾も心温まるいいお話でした(^^)
北九州門司港にある小さなコンビニを舞台に、人と人のつながりが新しい物語を作り続け、胸のあたりがじーんと温まるお話ばかりでした。
かなりキャラ立ちが激しい店長ですが、そのフェロモンを一度体験してみたいですね。
小さい子は、その色香に、側に近寄るだけで、あてられちゃうそうです(笑)
そんな体験してみたいwww
2023年11月21日