葬送 第1部

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 173
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (553ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104260034

作品紹介・あらすじ

永遠の故郷喪失者ショパンが目前に迫る死を振り払い、鍵盤の上に奇跡を呼ぶ。"絵画の虐殺者"ドラクロワが恐るべき魂の闇と対峙し、至高の色彩に挑む。小説家サンドがショパンへの愛を超え、革命の夢を追う。激動する十九世紀パリを舞台に、芸術家達の群像を遍く描き尽くす空前絶後の超大作。

感想・レビュー・書評

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  • #3568ー185ー391

  • この本のおかげでショパンのピアノソナタ2番とチェロソナタがお気に入りに。

  • ちょっと無理。

  • 20130503読了
    ショパンの晩年を描く小説、上巻。サンド夫人とその家族とのねじれた関係性が活写されていて、愛人関係に終止符が打たれる間際に友人ドラクロワへ心中を吐露するショパンが痛々しかった・・・病身でありながらこんな心労まで抱えねばならなかったなんて。ショパンを題材にした小説でありながら、二大基軸といっていいほど画家ドラクロワが丁寧に描かれており、その思索や人付き合いを興味深く読んだ。気がつけば「引用」部分はすべてドラクロワ関連だった!

  • ショパンとドラクロアを軸にした、19世紀パリを舞台にした伝記でありつつも、芸術史・芸術思想についてもたっぷりと述べられた力作……とか短絡的に言っていいのかどうか^^; かなり重層的な感触。
    理屈っぽいし改行少なくて黒いし、読むのは結構大変なんですが、それでも読みふけってしまう面白さと深さがあります。
    ドラクロアの悶々っぷりが、ヘタレ気味で結構共感できたりして…w
    ショパンとジョルジュ・サンドの破局が、順序立ててとっても説得力をもって述べられてますので、メロドラマとしても充分楽しめます。

  • フランス、パリなどを舞台とした作品です。

  • 読むのに四苦八苦。特にドラクロワの思想が長い・・・・・苦。

  • ウージェーヌ・ドラクロワ、ジョルジュ・サンド、フレデリック・ショパンのお話。。
    かなり長くて退屈な場面も多いのですが、満足な内容。彼らの作品しか知らなかった私ですが、彼らの人間性や芸術に対する考えが見えてきて面白かった。
    本の分厚さから今まで薦めた人は誰も読んではくれませんでしたが…

  • 分厚すぎて……手をつい引っ込めてしまいます。ファン失格ですね。

  • ずっと独りで悶悶としていなさい。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『現代作家アーカイヴ1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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