住宅巡礼 続

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 100
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104350025

作品紹介・あらすじ

住宅建築の名作を世界に訪ねる旅はいよいよ佳境。今回は安藤忠雄の「住吉の長屋」から、著者が師事した吉村順三の「森の中の家」まで、選び抜かれた名作八軒を「巡礼」する。他に訪ねた住宅は、「イームズ自邸」「ケアホルム自邸」「ダルザス邸」「バラガン自邸」「シーランチ」「カーサ・グランデ」。建築家ならではの勘所を押さえた文章とカラー写真、イラストレーションで、旅心もくすぐりながら案内する。

感想・レビュー・書評

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  • 建築家の中村好文が世界各地の有名住宅を訪れ、写真やスケッチを多用しながらわかりやすい文章でその住宅の魅力について語る「住宅巡礼」の続編だ。
    世界の安藤、の安藤忠雄が建築した住吉の長屋からイームズの家など取り上げられる住宅はさまざまで、興味深い。
    個人的には訪れたことがあるルイス・バラガンの邸宅が取り上げられていたことが嬉しかった。
    前作同様、建築について特別な知識がなくても楽しめる内容で、読んでいて単純に楽しい。

  • 安藤忠雄の住吉の長屋、イームズ夫妻の家、バラガン自邸、チャールズ・ムーアのシーランチ、吉村順三の軽井沢の山荘など、名作中の名作がイラスト入りで紹介されています。写真集のように直接的でもなく、かといって、文章だけの創造の余地ありまくり状態でもない、一人の建築家の視点、体験を通したオムニバス。

    一つのコンセプトを持った、トータルアルバムにも見えました。

  • 「住吉の長屋」の内部が見れる、という意味でも貴重(希少)です。

  • これもいとこからお年玉としてもらった一冊。
    お金でもらうよりも、いとこがセレクトしたこのお年玉が嬉しかったりする。

    本書に登場する「シーランチ」が好きで、よく読んでました。
    後にR・ハルプリンがこの作品に関わっていたと知ってあわてて読みかえしましたが、けっこうあっさり書かれてる・・・

  • 住宅の名作を紹介。吉村順三の森の中の家(軽井沢山荘)が自分の関心に最も近い。

    他は、よいとは思うが、すぐ忘れてしまう。

  • ○住吉の長屋|安藤忠雄|大阪
    ○イームズ夫妻の家|チャールズ・イームズ+レイ・イームズ|アメリカ ロスアンジェルス
    ○ダルザス邸|ピエール・シャロウ|フランス パリ
    ○バラガン自邸|ルイス・バラガン|メキシコ メキシコ・シティ
    ○シーランチ|チャールズ・ムーア|アメリカ カリフォルニア州
    ○カーサ・グランデ|アンジェロ・マンジャロッティ+ブルーノ・モラスッティ|イタリア サンマルティーノ・ディ・カストロッツァ
    ○森の中の家|吉村順三|軽井沢

    有名な住宅建築ひとつひとつに、どんな経緯で見学にこぎつけたか、そもそもその住宅に中村好文自身がどんな思い入れをもっていたのか、実際に行ってみるとどうだったか、住んでいる人や設計者と話したことなどなど、事細かな文章が載せられている。割いているページの多さに中村好文の情熱が読み取れる。。特にバラガン邸はすごい!手描き図面はもちろん、家具のスケッチ、なにより文章が熱くて長い!丸一日バラガン邸を借り切って取材したとの事。羨ましい〜。

  • 建築家中村好文が世界の名住宅を探訪した体験記。写真・スケッチ・手描きの図面・気取らないテキストで、1軒1軒を丁寧に紹介する。「続・住宅巡礼」には、安藤忠雄の「住吉の長屋」、吉村順三の軽井沢の山荘「森の中の家」、ルイス・バラガンの自邸、チャールズ・ムーアの「シーランチ」などの名建築がレポートされている。住宅建築には、建築家の精髄があらわれるなあと実感。

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著者プロフィール

建築家

「2022年 『線と管をつながない 好文×全作の小屋づくり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中村好文の作品

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