- Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104350032
作品紹介・あらすじ
よい住宅ってなんだろう?居心地、台所、手ざわり、家具…"住宅名人"の建築家が考えぬいた12の条件を、写真やイラストでわかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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松家仁之の著作「火山のふもとで」他で、知るようになった中村好文氏。
https://booklog.jp/users/yaj1102/archives/1/4103328118
それらの作品で引用される、氏の建築にまつわる思想、他著作にも記された蘊蓄が、大判な贅沢な装丁で画像、イラストも多く収蔵されていた、愛蔵本にしたくなる一冊。
建築にまつわるお話はいつも通りだが、「言葉」にも興味、こだわりがあるのだなと感じた。
「私の中では、「風」という言葉と「旅」という言葉が密接に繋がっています。」と始まるコラム。「lightning」の訳語が「照明」となっているがために、「明ルク、照ラ」さんがために、日本の住宅には蛍光灯の白々と寒々しい光に溢れているという、言葉からひも解く住宅考も面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
共感しかない。
もっと早く中村さんの著書に出会いたかった。 -
2022.01.30
すっかり中村好文さんのファンになってしまったので、読める範囲で乱読している。
少し古いけどこちらの本もしみじみと良い本だった。
中村好文さんの設計する本棚のある家も、イングルヌックもとても良い…そして暖炉の火、ペンダントライトの灯り…
読書ができる一畳程度の小部屋も良い。
読書好きにはたまらないスペース。
どれも写真からも文章からも暖かみを感じる。
Peraの制作秘話?も載っていて嬉しくなった。
自宅にはぜひ丸いダイニングテーブルの上にperaをつけたい。
今後の自宅の設計の参考に、何枚かカラーコピーをとっておこう。 -
今後家を作ることがあったら中村好文さんにお願いしたいなと思うくらい、素敵な考えをお持ちな人。
奇を衒わず、住人に寄り添った家を作ってくれそう。
そのときはぜひ、どこかのスペースに一畳ほどの極小隠れ部屋を作ってほしい。本読みたいなあ〜 -
よき
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2019年3月15日
絵+タイトル文字/中村好文
ブックデザイン/大野リサ+川島弘世 -
中村氏の住宅に対するあらゆる考察が面白かったです。古びたときに美しくなる家とは、なかなか難しそうですね。
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何げなく手に取った本でしたが、
なんだか癒されました。
アイスを食べ終わったら「当たり」と書いてあったような、そんな気分。
建築家であり、家具のデザインもされているのだとか。
全編に流れる、自由奔放でありつつ、ほのぼのとした雰囲気が
心地いいです。
住宅を表現するのに「あしながおじさん」の文章を引用しているのですが、
それがすごくいい感じで。
なんとなくは知ってるお話だけど、改めて読んでみたくなりました。 -
何度読んでも引き込まれる、中村好文さんの世界観。住宅に必要とされるべき本質の部分を考えさせられる。
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居心地のいい住まいの・・どこか窓辺で、ゆっくり読んで見た。あっさりした内容と余白の多いページ構成。何度か読んでみないとなかなか印象に残らない本だな。でも、それが特徴で・・・そのような本なのだ。それでいいのだ。
しかし、じわじわと心に残るのだ。だから、また読みたい本。