警官の条件

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (546ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104555086

感想・レビュー・書評

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  • 佐々木譲の著作だけあって読みでがあるし、このシリーズを貫くテーマは骨太のものだと思う。
    しかし少なくとも本作に限っては、展開が安易かつご都合主義的すぎて、先が読めてしまう。また、悪役の人物描写も薄っぺらで、結果として主人公たちの行動の切実さもあまり伝わってこない。
    多分、このシリーズはまだ続くと思うので、もうひとたびの復活を期待したい。

  • かつて和也が密告した刑事・加賀谷が復職した。麻薬捜査で失態を犯した和也に対して、独自の捜査で次々と手柄をあげる加賀谷。かつて親爺さんと慕った二人の心中は、そして捜査陣を嘲笑う麻薬取引の黒幕とはー「警官の血」に続く、警官の条件を問い質す一冊でした。最後の加賀谷の台詞に落涙です。

  • 登場人物のキャラが立っていてなかなか。

  • 前作、警官の血を読んでいないといけないので、星一つマイナス。前作を読んでいれば、星4.5かな。面白いが前作の警官の血を超えてはいない。

  • 一気読み!

  • 三代目・安城和也の最初の上司である加賀谷仁。
    この男がある捜査のために現場に復帰してくる。

    状況は二転三転して、余談を許さないが、
    90年代と様相が異なっている裏社会が色濃く反映されている。
    敢えて伏せられている事件は、ピンとくるはず。

    それにしても、こんなラストが待ち受けているとは・・・!
    その瞬間、まさに“警官の条件”というタイトルがしっくりくる。
    思わず、鳥肌が立ってしまった。かっこよすぎる!

  • 前作「警官の血」から続けて読んだ方がいい。おもしろい。とにかくおもしろい。なにもない3連休など、まとまったボンヤリした時間に「血」の上下巻からこの作品まで一気に読んだらかなり痛快だと思う。次回作もありそうな予感が…

  • オーソドックスな警察小説。
    どっしりと重厚感あり。
    実際の芸能界の薬物事件も設定に取りいれてリアリティを増している。

  • 図書館予約中

  • 大好きな作家の警察物、というか警官物。
    期待してただけに、結末はちょっとがっかり。いや、悪くはないんだけどがっかり。。。シリーズが続くとして、哲也が主人公で読む気になるかどうかちょっと微妙…

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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