マゼンタ100

著者 :
  • 新潮社
3.16
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本棚登録 : 55
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104559015

作品紹介・あらすじ

バブルだった。あの頃のあたしは、うんと年上の愛人・将ちゃんに夢中だった-。それから王子様のようにまばゆい年下の男の子と付き合ったり、ハゲでデブの愛人と別れたり…。ある女性の9歳から33歳までの恋愛の形を切り取ったエロティックな5篇。第1回女による女のためのR‐18文学賞大賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • ひとりの女性の様々な恋愛遍歴の短編集です。
    私の好きな小説に殿堂入りしている一冊。
    ひとつひとつの短編のラストのセリフが特に好きです。
    マゼンタ100。
    タイトルも好き。
    「マゼンタ」は「マゼンダ」が本来は正しいのだと大好きな恋人から教えてもらい、ずっと信じていた主人公。
    タイトルは「マゼンタ100」。
    もう、彼のことは吹っ切れたのかな。

  • みんなが欲しがるブランド物より、あたしだけの特別な「一点物」が好きだ。
    付き合う男はいつも誰よりも特別だと思っているし、そんな男から情熱的に求められたいと思っている。
    一人の女の子の、冒険的とも言える恋愛遍歴をめぐる物語です。

    若いから、子供だから、奔放だから。
    色々と理由付けしてみるも、型にはまらない彼女はいさぎよくていいと思った。恋をするごとに増えてゆく彼女の物語は終わりがないのかも。

  • 内容を全く知らずに表紙だけで選んでしまった。苦手だった。後半はほとんど読んでない。

  • 苦手だ・・・。

  • 2009’6/15 am8:24 読了

    第一回女による女の為の
    R-18文学賞 大賞受賞作ということで
    豊島ミホさんもこの時の読者賞でデビューされたのを思い出し
    興味を持って手に取った。
    サラサラと読めてしまい、性描写も言葉のさらりとした
    淡さも、内容と比例しないさっぱり感もとても好きだなぁと思った。
    特に「マゼンタ100」と「海ほおずき」がすき

  • バブルの頃にしていた二まわりも年上の男との愛人関係について語った表題作の他、ひとりの女の男性関係を綴った短篇集。
    性描写も多く、明らかに官能小説なんだけれど、不思議と生々しさはない。
    子供のような男の量感ある魅力や、そこにどうしようもなく惹かれる女の姿が立体感を伴って立ちのぼっていて、妙に説得力を感じた。

  • 新潮社の「女による女のためのR−18文学賞」を受賞した作品。個人的にこの賞にとても興味があって受賞作が発表され単行本化されるたびに読んでいます。日向蓬さんのこの本は良くも悪くも「女性らしさ」が詰まった本。そうそう!と共感出来るところもあればあまり認めたくない部分がむき出しに描かれてアイタタ…となるところもアリ。余談ですがグーグルで「R−18」と検索するとなぜかこの賞よりも上に来てしまう奈々っぺのブログ…。面目ないっす…。

  • 第一回R-18文学賞の作品.

    女性のためのエロです。

    たまにはいいかなーーー…

  • 恋愛もの。こういう傾向(どういう傾向だ?!)は、時に読みたくなる。

  • こちらも第一回R-18文学賞の作品。大賞受賞。
    こっちの作品のほうが文体はなかなか好きだけど
    官能小説って奴は
    どうも感動と結びつかないところがある。まぁそれはそれでいいんだけど。

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