本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104644018
感想・レビュー・書評
-
骨董好きには有名な、かつて目白にあった「古道具坂田」の店主が、自身のコレクションあるいは商品を、素敵な写真と共にユーモアのある文章で紹介している一冊だ。
この人のものの見方、ただの古道具に『美』や『楽しさ』を見出す目、「ものさし」は本当に独特かつ魅力的で、現代の骨董の世界ではそのDNAを明らかに受け継いでいたり、意識しているんだろうな、という人を見かける。
それぐらい影響力のあった人なのに、文章は偉そうなところはまるでなく、読みやすくわかりやすく、坂田氏自身の生活ぶりも何か親しみを感じるようで(書かれていることがどこまで本当かはわからないけれど、やたらに庶民的で愛らしい)、素敵だな、と思う。
古道具坂田はすでに閉店しており、氏も亡くなっている。
一度行ってみたかったなあ、と当時、その存在をまったく知らなかった自分が悔やまれる。
千葉県の茂原に系譜となる小さな美術館があるようだけれど、なんでまたこんな行きにくいところに、というくらい、行きにくい。
でもいつか行ってみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本の骨董の人。
美意識は感じる。
閉館前にas it isに行ってみたい。 -
ものの見方を変えてくれる、そんな本。