ひとりよがりのものさし

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 189
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (122ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104644018

感想・レビュー・書評

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  • 骨董好きには有名な、かつて目白にあった「古道具坂田」の店主が、自身のコレクションあるいは商品を、素敵な写真と共にユーモアのある文章で紹介している一冊だ。

    この人のものの見方、ただの古道具に『美』や『楽しさ』を見出す目、「ものさし」は本当に独特かつ魅力的で、現代の骨董の世界ではそのDNAを明らかに受け継いでいたり、意識しているんだろうな、という人を見かける。

    それぐらい影響力のあった人なのに、文章は偉そうなところはまるでなく、読みやすくわかりやすく、坂田氏自身の生活ぶりも何か親しみを感じるようで(書かれていることがどこまで本当かはわからないけれど、やたらに庶民的で愛らしい)、素敵だな、と思う。

    古道具坂田はすでに閉店しており、氏も亡くなっている。
    一度行ってみたかったなあ、と当時、その存在をまったく知らなかった自分が悔やまれる。

    千葉県の茂原に系譜となる小さな美術館があるようだけれど、なんでまたこんな行きにくいところに、というくらい、行きにくい。
    でもいつか行ってみたい。

  • 日本の骨董の人。
    美意識は感じる。
    閉館前にas it isに行ってみたい。

  • ものの見方を変えてくれる、そんな本。

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