mmaechiさんの感想
2012年1月24日
自転車を通じて成長する二人の男の子の幼稚園~社会人までを描く長編小説。 主人公の草太・昇平の2人の視点を交互に書いてあるんだけど、話があっちこっちに飛びすぎ。「自転車が出てくる」ということは共通してるけど…。 文章のテンポも良くて個々の章自体は面白いし、自転車の魅力も伝わるのに、この長さで2人主人公にしてしまったためにダラダラして仕方なかった。 主人公2人もわざと対極にしようとしたためか両方に魅力を感じないし…。 短編~中編で、1人の主人公ならとても面白かったと思うだけに残念。