- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104686032
感想・レビュー・書評
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失敗が大事ってよく言うけど、判断を間違っちゃいけないときもある。
うまくいこうがいくまいが、倒れようとも前に進むしか選択肢はない。
「こっちにおいで」そんなふうに言ってもらえることは、どれだけ幸せなことだろう。
あなたが走るのは、今まで通ってきた場所じゃなくて、これから先にあるってこと。わざわざ振り返らなくたって、たくさんのフィールドがまっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
君は1歳11ヶ月の女の子。何に対してもやる気の出ない高校生が目覚めさせてくれたもの。それは喜怒哀楽を素直に出す偽りのない純心さ。さあ、新たな一歩を踏み出そう。2023.9.17
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勉強が出来なくても、ヤンキーっぽくても、太田の良さが存分に伝わってきた。子育てはやはり大変だけど、それを上回る素晴らしさもある。鈴香と太田の微笑ましい成長記録ですね。
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1歳11ヶ月の子どもにとって1ヶ月というのはとても密で、十分成長できる期間というが、大田くんもこの先の人生観が変わるほど成長していた。本当に心の優しい少年だと思う。大田くんの想いに鈴香がうれしそうに応えて 、鈴香なりの表現が増えていくのも微笑ましかった。鈴香と過ごす最後の日の場面は読んでいる方が胸を締めつけられ涙したが、大田くんは自分と鈴香それぞれの未来を見据え、前を向いており、真の愛情と強さを感じた。優しさに満ち溢れた作品でとてもよかった。
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安心して読見進めれた。
こんな好青年ほんとにいるといいな。。
わたしも子育て中だけど、大田みたいには子供と接していなかったなぁ…
できることできないことは人それぞれだから正解なんてないとは思うのだけど。
本を読みながら何度も我が子を愛でてました。
その時間がとても幸せだったな。 -
高校生と子供
あまり接点の少ないポジションが違和感なく面白かったです。
大人も自分の状況や未来に不安も期待もあるはずだけど、確かに高校生くらいの時は振れ幅も、見えない壁も高く大きな物だったと思い出しました。
過去に居場所を求めても先に進めないのですが、そこに有る安住感にも、引きずられる事が寂しさかな。
進む道の光が過去の自分だけでは無いから面白いのかもしれないですね。
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ヤンキーの太田くんが、ひょんなことからまだ2歳にも満たない鈴香の面倒を見るバイトをすることになる。
初めは泣くばかりの子をどうしたらいいのか分からなかった太田が、鈴香のためにとあれこれ世話をする様子がとても良かった。
ヤンキーとか言ってるけど根は真面目なんだよなぁ。