荻窪 シェアハウス小助川

著者 :
  • 新潮社
3.69
  • (48)
  • (151)
  • (122)
  • (14)
  • (1)
本棚登録 : 729
感想 : 143
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104718047

作品紹介・あらすじ

やりたいこと、夢、特になし。自慢は家事の腕前だけ。そんな佳人が背中を押されて始めたのは、見ず知らずの男女6人+管理人のタカ先生での共同生活。"シェアハウス小助川"という名前の医院を改築した大きな"家"で-。優しすぎて生きづらい、不器用な若者たちの成長を温かい視線で描ききった長編エンタメ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • シェアハウスは、何となく胡散臭いなという個人的な偏見があったが、これであれば悪くない。登場人物は個性的で、読んでいて飽きなかった。それぞれの人生が垣間見得た。

  • 元は医院だった建物を改装して、元医者のオーナーが住民の健康相談に乗ってくれるシェアハウス小助川。そこに入居した6人の男女とオーナーとシェアハウスを作った不動産会社の建築士のお話し。年齢、性別、育った環境が異なるそれぞれの思いが語られて行く。

  • スッキリとした読了感
    みんな幸せになるところが好き

  • お初の小路さん。
    バンドワゴンが気になっている今日この頃。とんな感じか、一冊読んでみよ〜って気軽に手に取ってみたら…なんということでしょう~!ハマりそう!
    シェアハウスに集った人々にタカ先生のアリガタイ人生のお話がジンワリと心にしみて良い一冊でした。
    バンドワゴン是非読みたい!シリーズがすでに17冊か。手強い。

  • 「佳人くん、いつも心配そうな顔をしてくれるんだよ。[...] 優しい顔さ。普通にしているのに、<大丈夫ですか?>って優しく声を掛けてくれているみたいな雰囲気をいつもだしている」(164ページ)

    具体的な夢や目標は何もないけど、
    人に優しく、人に喜んでもらうことをするのが好きな主人公。
    そんな彼と、彼とともにシェアハウスで暮らすことになった人たちの物語り。

  • 小路幸也さんのお話は、みんないい人ばっかりで、とても穏やかに時間が流れて、ほっとする。こんな人たちに囲まれて暮らしてみたい。

  • こんなシェアハウスがあったら住んでみたいし
    ラスト、作る予定になっていたレストランで働いてみたいなー
    一年後にまたみんなで暮らしているんだろうな。その世界を少し見てみたい。

  • 読み出すと直ぐに小路幸也の世界へと入り込めます。
    内科を廃業していた近所の小助川医院がシェアハウスになった。若い女性3名、40歳の独身女性、37歳のおじさん、そして家事の得意な主人公の佳人の6名の赤の他人と管理人兼大屋のタカ先生が共同生活を始める。ハートフルな温かい物語。
    スーッと読めて、つい一気に読み終えてしまいました。しばらく、この世界から離れたくなくなります。

  • 小路さんの本は大好き。
    いろんな人が集まって、他人なのに他人じゃない。
    ちょうどいい感じが、とても良い。

    この本に出てくるタカ先生が、みんなの相談役でそっと寄り添ってくれてるところにホッとする。
    それぞれ抱えているものはあるけれど、幸せな記憶が人を強くするって…ほんとだなぁ…。

  • 楽しく読み終えました。
    青春小説?
    好きだけど 泣けない?

全143件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

小路幸也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×