ボーナス・トラック

著者 : 越谷オサム

• 新潮社 (2004年12月21日発売)

感想・レビュー・書評

[643096さんの感想 · 2017年8月27日]

ファンタジーだわ～～
さりげなくていい
優しいし・・

[さすらいの「とんとこ」さんの感想 · 2013年8月24日]

亮太の性格がイイ。
彼のコミカルな振る舞いがストーリーを軽いタッチにまとめている。

この作者の違う作品も読んでみたいと思わせてくれる作品だった。

[kanikuriさんの感想 · 2013年2月8日]

まずは作者が我が家の近所に住んでいるらしいのが判った。つか行動範囲が被ってるな、間違いなくｗ
初っ端の暗さげなトーンからビートが徐々に効きだした感が面白かった。コメディ・ファンタジー（ってほどさわやかでは無いが）な話。
主人公のうだつがあがらんっぷりが良かったんだろーな。まぁドタバタ感も良いアクセントになっていて一気に読み切った。
誰かも書いてたけど「ボーナス・トラック」というタイトルの付け方のセンスはマジで秀逸だわｗ

[姫さんの感想 · 2012年3月19日]

幽霊を通じて成長する主人公って、どうよ？

主人公の男性は、ただ事故現場を発見しただけなのに、なぜか被害者の男性と波長が合って、彼の霊魂だけは見えるように。やがて、被害者をひき逃げした犯人を探すことになるのですが、その過程で他の霊魂も助けます。

私も、ああやってキラキラと光りに包まれながら消えていきたいな。

コメディとシリアスが混ざり合ったお話し。

[てんぷらあんまきさんの感想 · 2011年7月20日]

SF。ひき逃げ目撃者とひき逃げされた当人が犯人を捜す

[なすのさんの感想 · 2011年5月29日]

怖くない幽霊の話です。
冒頭の主人公が仕事の忙しさを嘆く描写は暗い印象でしたが、幽霊と出会ってからのほうが、むしろ明るい展開に。幽霊の彼が本当にいいやつで、最後はちょっと泣けました。

[wisteriaさんの感想 · 2011年2月12日]

こいつ、なかなかいいやつなんだ、幽霊であることを除いては…ハンバーガーショップで働く「僕」は、ある雨の晩、ひき逃げを目撃したばかりに、死んだ若者の幽霊にまとわりつかれる羽目に。でも、なかなかいいやつなんだ、アルバイトの美少女にご執心なのは困りものだけど…。「僕」と幽霊がタッグを組んだ犯人探しの騒動を描いて絶賛された、ユーモアホラーの快作登場！第１６回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
（BOOKデータベースより）

＊＊＊

あるブログで面白いと絶賛されていたので読んでみました。
とっても良い本でした。

最初は（前情報があったにも関わらず）ひき逃げ、成仏できない幽霊、といった要素からシリアスな話を想像していたんですが、30ページほど読み進むと笑い開始。
ひき逃げされ幽霊になった亮太とそれを目撃した草野のコンビと幽霊が視える南くんとのやり取りが面白くて、始終楽しめました。
もちろん笑いだけでなく感動シーンもあり、亮太が自分の葬式に行く場面や、彼の家族の心中を想うと切なくなりました。

あとはタイトルの意味がとても良いです。
そういう意味だったのねと納得できます。
ラストも良くて、また明日も頑張ろう、と爽やかな気持ちになれました。

[kamisuke0117さんの感想 · 2010年8月12日]

初めての作者。あまり期待していなかったけど、読みやすい文章でおもしろかった。明るい幽霊の亮太がいい味だしている。

[マエダさんの感想 · 2010年6月9日]

越谷さんのデビュー作。
ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作とのこと。
好みの作品が多いなー、ファンタジーノベル大賞。
じーんとしました。

[photocoさんの感想 · 2009年10月13日]

ユーモアたっぷりのとても面白い本でした。

著者プロフィール

1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。

「2021年 『まれびとパレード』 で使われていた紹介文から引用しています。」