吐きたいほど愛してる。

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104732012

感想・レビュー・書評

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  • ご飯の前には読まないで。

  • 短編集。全4話。

    帯の『自己の中心で愛を叫ぶ!』の惹句にまずやられましたね(笑)

    これ、一見恋愛ものかと思いきや、全く違います!!ひたすらキモイ(笑)ほんっと吐きそうですよ、グロくって(^〜^;)ゞ

    私が特に好きだったのは、一話目の『半蔵の黒子』です。主人公の男の自己陶酔ぶり、自信過剰ぶり、思いこみっぷり、そして、主人公の容姿の描写に思わず大爆笑してしまいました(笑うとこじゃないのかもしれないけれど(笑))

    そして、主人公のあまりの思いこみの激しさと、容姿の醜さの描写、蛆虫チャーハンなどなど、お腹の底からじわーっときて、次第に全身にくる気持ち悪さは絶品(笑)

    ぞわぞわぞわーーーーっと身もだえしてしまうほどでしたね〜。サブイボ(標準語で言えば鳥肌(笑))が全身に!!

    私はこの気持ち悪さ、グロテスクさ、結構好きでした(笑)ただ、万人に受けるかというと微妙。ダメな人にはダメだろうな〜。
    この本は、単なるグロい本かと思いきや、実はとっても示唆に富んだ作品かも。一話目とか四話目なんかは、現代人の特徴を表していると思う。

    つまり、何でも他人に責任をおしつける。うまくいかないことがあるとそれは全て『誰それのせい』とか、『社会のせい』なんて言って、自分を省みることさえしない。根拠のない自信に満ちあふれて、プライドだけが高くなり、謙虚さを失っている。こういった昨今の日本にしばしば見受けられる特徴にのみ的を絞って凝縮した結果が、この話の主人公たちなのかも。

    現代人の負の特性をうまく表現しているように思います。・・・ってこの解釈は、穿ちすぎでしょうか?(笑)

  • 面白いよー、此れ。
    キチガイっぷりがイイです。

  • 歪んだ愛。グロい。でも面白かったww

  • 気持ちが悪い(ほめ言葉)

  • 図書館でなんとなく手に取ったら、あああって感じになった こういう愛もいいんじゃない?

  • きれいな形だけが愛情じゃなし。気持ち悪くなるほどの濃い愛がある。

  • 表紙の美しさに惹かれて借りた!ら!エグイエグイ!笑*短編集であたしはめっちゃ好き!黒新堂ってやつやね◎

  • ちょっと、いや、だいぶ歪んでる愛。
    なんか、高校生ん時のことを思い出した。

  • 愛你愛到吐

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著者プロフィール

1998年作家デビュー。2003年『忘れ雪』が大ベストセラーとなる。『ある愛の詩』『あなたに逢えてよかった』と続く“純恋小説”という新ジャンルを打ち立て、話題となる。著書に『動物記』『ブルーバレンタイン』など多数。近年、『虹の橋から来た犬』がスマッシュヒットとなる。

「2023年 『なごり雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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