- Amazon.co.jp ・本 (678ページ)
- / ISBN・EAN: 9784105389031
感想・レビュー・書評
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悲しいなぁ…。ライラとウィル…。<br>
07'3'14詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本当に児童文学?と思ってしまいます
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ライラとウィルの心がどんどん近づいていく。それなのに…人間、何を1番大事だと思うかってことは、ものすごく大切なことなのね。夏至が近づくとライラの決心を思い出して涙するのでした。そしてもう一組のカップル、アスリエル卿とコールター夫人の壮絶な戦いっぷり。こちらも感動です。
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一気に読んでしまいました。3巻とも。現実に戻るのが大変だった。
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来ましたよ…そうですよ3巻ですよ!あぁあ、ウィル、ライラーっ!!悲しい巻だよ。うん、とりあえずそれだけ言っておこう。
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ついに完結!
死の世界にまで踏み入ったライラ。ちょっと大人にライラ。
最後はちょっぴり悲しい結末になったけど、読み応えはたっぷりで大満足。
ファンタジーの要素がたくさん詰まっていて、加えて科学っぽい話、神学の話も混じってスケールの大きい物語だったな。
映画化が決まってるようなのでどんなものになるか楽しみ♪ -
未読
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【※ネタバレあり】
●そう来たか・・・!
読みながら、そうか、そう来たかあ、と感慨に耽ってしまったのでした。
アンチ・ナルニア国物語って言ってもいい?
きっと、そう思ったのは、私だけじゃないはず。
ともかく、単なる児童文学(やジュヴナイル)の枠にはまりきる作品ではなかったです。
なんたって、この大風呂敷ぶりがたまらない。
SFかな、とも思ったのですが、やはりファンタジーの枠組みでしょうか。
ストーリーの展開もいい見せ方ですが、にしても世界設定は秀逸でした。
や、単に私が平行世界モノに免疫がないだけ・・・?
●キャラ設定はどうにも陰鬱。
第2部から登場する少年ウィルは、長い間一人で生きる宿命を担い続けて来たおかげで、強靭ながら影を背負わざるを得ない性格に育っています。
端的に言えば、可愛げがない。
しかし、ライラといいウィルといい、子供らしい可愛げなどがあっては、世界を救うことはできないんですね。
また、そんなガキなんぞに救われたくもない。
むしろ、ある意味で、二人の自立した精神は、大人の持つものなのかもしれません。
●その一方で、二人を支える脇役たちの何と魅力的なことか。
彼らは、見た目も精神も均衡の取れた真の大人です。
勇敢で、責任感を持ち、情に流されないが義に篤い人々。
けれども、もっとも魅惑にあふれるのは、狡猾で卑怯なライラの両親たちです。
おのれの欲することを知悉し、また、その欲望を成就するためには手段を選ばず、そしてそのための英知と度胸と判断力と、なにより強靭な意志を持つ、アスリエルとマリサ。
二人は、通常の親子の情などにはとらわれません。
仮に情が湧いた時でも、別の特異な形で現れます。
この二人が物語の裏の主役なのだといっても、過言ではないと思います。
●子供に読ませておくのはもったいない小説。
某大人気魔法使いシリーズにハマれなかった人に。