- Amazon.co.jp ・本 (93ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106014277
感想・レビュー・書評
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イレーヌ、陽光の中の裸婦、浴女たちが気に入った。持ち歩き用として使う。
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(2005.11.12読了)(2005.10.19購入)
ピエール・オーギュスト・ルノワール
1941年2月25日 リモージュに生まれる
1844年 一家でパリに転居
1854年 磁器絵付師の工房の見習い
1862年 国立美術学校に入学
1870年 普仏戦争に召集される
1874年 印象は第一回展に参加7点出品
1882年 アリーヌ・シャリゴと結婚
1885年 長男ピエール誕生
1894年 次男ジャン誕生
1901年 三男クロード誕生
1915年 妻アリーヌ死去
1919年12月3日 カーニュで死去、享年77歳
新潮美術文庫の一冊ですので、32枚の絵画とその解説、画家の小伝、年表という構成になっています。ルノワールは、50年以上も絵を描いたので、32枚で全貌を見ることなどできませんが、見たことのある作品が幾つか収められています。
就職のため、東北から東京に出てきて、絵を見始めたのですが、かなりあいまいになった記憶によると最初に見た展覧会がルノワール展だったと思います。それ以来、ルノワール展、印象派展、各種コレクションで、たくさんのルノワールを見てきましたが、どのルノワールも色彩にあふれ、暖かい気持ちにさせてくれます。結構たくさん見たはずなのですが、まだ見ていないのもたくさんありそうです。
●絵を習い始めた頃(73頁)
画家としての修業を始めたばかりのグレールのアトリエで、「君はただ自分を楽しませるだけのために絵を描いているようだね」という師の問いに対して、彼は「もちろんそうです。もし絵が楽しくなかったら、絶対にこんなことをしていませんよ」と答えたという。
●ルノワール晩年のことば(73頁)
「風景画であるならその中で遊びたいと思わせてくれるよう苗が好きだし、裸婦ならその乳房や背を撫でたいと感じさせるような絵が好きだ」
●1890年ごろ(84頁)
「私の好きなのは皮膚、若い女性の、ピンクで、血の巡りのいい皮膚なのだ。しかし、なんといっても好きなのは、晴れやかさだ」
著者 黒江 光彦
1957年 東京大学文学部美学美術史学科卒業
1959年 国立西洋美術館に入る
1972年7月 退官