表徴の帝国

  • 新潮社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106015021

感想・レビュー・書評

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  • 「外国人による日本論の名著」で紹介されていたので。

    表徴学というものがよくわからないまま、
    読んだのは失敗だった。
    ほぼ訳がわからん。

    職人が目の前であげる「天ぷら」は、一種の瞑想の食べ物、一瞬にして生まれたもの、脆弱なもの、無なるものの側にあると決めているなにものかをめぐっての食べ物、または演劇の一種らしい。
    しかもその「なにもの」は、完璧な周縁をもたないすきま、空虚な表徴らしい。
    訳わからん。

    日本の文化のはしばしに何を見たかはわからないが、
    東アジアの華、中国を視界に入れないままの日本論は、
    西洋人が珍物に目の色を変えているようにしか思えない。

    まあ、俳句とその無理矢理な対訳を読んでいると、
    必ず主語を持たなければならない言語の使い手たちに対する憐れみを感じるけど。
    でも、図版だけでも面白かった。

  • 装丁がキレイw 各家庭の本棚に一冊w

  • フランスの文化人が日本の文化を見ると、、、
    なんとなく理解しているつもりの俳句の読み方が、特に面白かった。

    それにしても表現が難しすぎて容易には理解できませんでした。

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著者プロフィール

(Roland Barthes)
1915-1980。フランスの批評家・思想家。1953年に『零度のエクリチュール』を出版して以来、現代思想にかぎりない影響を与えつづけた。1975年に彼自身が分類した位相によれば、(1)サルトル、マルクス、ブレヒトの読解をつうじて生まれた演劇論、『現代社会の神話(ミトロジー)』(2)ソシュールの読解をつうじて生まれた『記号学の原理』『モードの体系』(3)ソレルス、クリテヴァ、デリダ、ラカンの読解をつうじて生まれた『S/Z』『サド、フーリエ、ロヨラ』『記号の国』(4)ニーチェの読解をつうじて生まれた『テクストの快楽』『ロラン・バルトによるロラン・バルト』などの著作がある。そして『恋愛のディスクール・断章』『明るい部屋』を出版したが、その直後、1980年2月25日に交通事故に遭い、3月26日に亡くなった。
*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

「2023年 『ロラン・バルト 喪の日記 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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