モノが語るドイツ精神 (新潮選書)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106035555

作品紹介・あらすじ

なぜアウトバーンには直線が少ないのか?くるみ割り人形はどうしてイカツイ顔をしているのか?「幸福なブタ」とはなにか?紋章、指輪、鍵、マイセン磁器、ぬいぐるみ、ナイフ、風車、車、飛行船など、ドイツ人がこだわる物や製品に込められた精神性を読み解き、理詰めの完璧主義とキリスト教流入以前の民族的伝統が混在する生活文化を明らかにする。

感想・レビュー・書評

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  • 130616 中央図書館

    ヨーロッパマニアの雑学の塊のようだが、相当に入れ込んでいないとここまで幅広くは書けないとは思う。

  • ドイツの伝統的な「モノ」にまつわる話の紹介。読み終わったらちょっとした雑学の知識が増えた気になれる。もっと深く知りたい!と思うような項目も何個かあった。

  • ドイツ旅行に備えて読書するシリーズ。

    豚と魔女に関するところが割と面白かった。
    魔女が箒に乗り始めたのは意外と最近。
    昔は飛び軟膏を塗っていた。

    フリードリヒ大王のタバティエールの話も載っている。

  • こういったモノからこういったドイツ精神が読み取れます。
    って感じの本。

    個人的にはそのこういったドイツ精神がどのようにはぐくまれたのか、という事に対する考察も読みたかったので消化不良。


    ドイツ文化について知るためには良い本。

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著者プロフィール

1944年香川県生まれ。現在、関西大学名誉教授、ワイマル古典文学研究所、ジーゲン大学留学。ドイツ文化論、比較文化論専攻。
主要著作
『魔女とカルトのドイツ史』(講談社現代新書)、『ナチスと隕石仏像』(集英社新書)、『「笛吹き男」の正体』(筑摩選書)、『図説 ヨーロッパの装飾文様』(河出書房新社)、『現代ドイツを知るための67章』(明石書店、編著)、『ポスト・コロナの文明論』(明石書店)など多数。

「2023年 『ベルリンを知るための52章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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