新潮選書 日本はなぜ貧しい人が多いのか 「意外な事実」の経済学

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 398
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106036484

感想・レビュー・書評

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  • 通説の嘘を指摘しているところは面白かったけど、図表が見にくかったのにムカついた。

  • データ、データ、データ。ひたすら仮説、統計データ、検証、考察の論文形式なので工学系には慣れ親しんだ形式だ。紙面の都合か、検証のデータ選択の妥当性の説明が少し不十分かな。

  • 一般にマスコミなどで言われていることが、データと付き合わせてみると、必ずしもそうとは言えない、ということが書かれている本書。「格差は高齢化によるもの。しかし近年は若者の格差もやや大きくなっており、雇用の援助が必要」「増税するなら子ども・若者対策を。高齢者に対する費用は先進国の中でもダントツ」など、なるほどと思える内容だった。一次情報に当たる(そしてそれを読みこなす)ことが必要だと感じた。

  • 社会学の本かと思ったら経済学でした。とはいえ、不況になったら就職率下がるし、税収減でも社会保障が云々ってなるから経済と社会は裏表の関係。テーマが細分化されててなかなか面白かったけど、俺はあまり経済自体には興味ない。

    人口問題、格差問題、失業問題なんかの社会問題の方が読みどころがあった。

  • 世の中の常識にデータの裏付けは必要ない

  • 3/21(土)
    様々な視点で世の中で一般的に思われていることに、疑問を投げかけている。
    答えを求めるものとしてではなく、視点を得るための本と考えると面白く、参考になる。
    ページ数の都合もあり、一部分しか証明していないところも多いが、あくまで話題提供と考えて読むべき本だと思います。
    データ分析の幅を広げるのにも役立ちそうです。

著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学農学部卒業。学習院大学博士(経済学)。経済企画庁国民生活調査課長、海外調査課長、財務省財務総合政策研究所次長、大和総研専務理事チーフエコノミスト、早稲田大学政治経済学術院教授、日本銀行政策委員会審議委員などを経て、現在、名古屋商科大学ビジネススクール教授。著書『昭和恐慌の研究』(共著、東洋経済新報社、日経・経済図書文化賞受賞)、『日本国の原則』(日経ビジネス人文庫、石橋湛山賞受賞)、『若者を見殺しにする日本経済』(ちくま新書)、『ベーシック・インカム』(中公新書)、『デフレと闘う』(中央公論新社)など多数。

「2021年 『コロナ政策の費用対効果』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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