- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106036637
作品紹介・あらすじ
陸上のトラック競技で圧勝するのは、いつも黒人選手ばかりである。それも短距離はカリブ海勢、長距離は東・北アフリカ勢と、極端な偏りがある。それは何故なのだろうか?最新の遺伝子研究によって、「速く走るための筋肉の発達を促す遺伝子」の存在が推測されるようになってきた。人種と環境の相互作用にも着目し、「ヒトが速く走れる理由」を探る。
感想・レビュー・書評
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経験的に明らかに感じるが、偏見を生むためにタブー視されている事。また、タブー視するが故に、論文発表にリスクを伴うものの代表が、宗教や人種。黒人は肉体的に優れているが、知的に劣る。そんな何となく皆んなが感じるが、言ってはいけない偏見の正否を明らかにする本。
分かりやすく、文理専門問わず、学べる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「一万年の進化爆発」からの流れで読んでみる。
問題設定は面白いが、こちらはさらに内容が浅い。加えて、限定的な事例を一般化するような書きぶりや、統計の扱い方(有意差の概念)など、大丈夫?と聞きたくなる。
いくつか勉強になったのは、、、
・西アフリカ系が短距離、東アフリカ系が長距離という勢力図になっているのは気づいていなかった。言われてみれば、へえー。
・鎌形赤血球症のヘテロがマラリアを防ぐメカニズム(脾臓で溶血してしまう)の解説は、以前に読んだ「形の生物学」より丁寧。
・DNA上のプロモーター領域による遺伝子on・offメカニズムの説明も素人には分かりやすかった。 -
資料番号:011163615
請求記号:780.1/ワ -
配置場所:摂枚普通図書
請求記号:780.18||W
資料ID:95100656 -
この本によると黒人が速いのは、遺伝子の違いらしい。 遺伝子で筋肉の形成が変わるという。 ボクは、遺伝子だけで走る速さが変わるとは信じたくないなぁ。 表記が人種差別っぽい。 ドーピングの問題も大変だぁ。
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遺伝子で決まっているのか。黄色人種の遺伝子を持っている私はどんなに頑張ってもムダ!?
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いつか人間のすべてが解明される日がくるのだろうか。