モナ・リザは高脂血症だった: 肖像画29枚のカルテ (新潮新書 35)
- 新潮社 (2003年9月1日発売)
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感想 : 26件
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- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106100352
感想・レビュー・書評
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雑学的な感覚では面白かったけれど、説得材料となるネタがちょいと弱い。話が横道にそれちゃうのも残念。
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バテシバの乳がん、ヴィーナスの外反母趾、信長の本態性高血圧、糖尿病の藤原道長、ミロのヴィーナスの妊娠線…いずれも好奇心をそそられる見出しにつられて買ってしまった。「それは無理があるだろ」と思う内容もあるが、トリビアネタの仕込みにはうってつけ。
タイトルのモナ・リザの高脂血症説だが、少し前に話題になった「ダ・ヴィンチ・コード」で、あの左の目頭にあるしこりについて触れられていた。ジョコンダ婦人がモデルとなった本物の絵は別に存在し、ルーブル美術館にあるモナ・リザは実はマグダラのマリアであり、そのしこりはマリアが妊娠していたことを表しているという。その父親がキリストだという衝撃の事実…?の前には、高脂血症説はちょっと影が薄くなっちゃったかもね。