妻に捧げた1778話 (新潮新書)

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著者 : 眉村卓
  • 新潮社 (2004年5月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100697

妻に捧げた1778話 (新潮新書)の感想・レビュー・書評

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  • 奥さんが病気で余命宣告されてから、一日一話、ちゃんとしたショートショートを書いていったもの。

    最終話は、パッと見はわからなかったが。どう言うことか考えたら少しわかった気がした。

    泣こうと思って読んだら泣けない。前編感動ということではなく、奥さんに笑ってもらいたくて書いているショートショートなので、感動とかではない。が、作者の感情を解説もしているので、そこもよかった。
    人生経験を積んだ人の方が泣けるのかなと思いました。

  • 本屋で読書芸人を拝聴して読了。

    最終回が読みたくて手に取ったのだが
    あっというまに(ものの2時間くらいで)読めてしまう。
    癌を患った妻に一日一話、物語を書く。
    エッセイにはしない。
    必ずお話にする。
    原稿用紙3枚以上。
    病人の神経を逆なでしない。
    病気や人の死、深刻な問題、大所高所からのお説教、専門用語の乱発、ラブロマンス、官能小説、不倫は避ける。
    夢物語でもいいが、どこかで必ず日常につなげる。
    などなど、細かな規定を自ら設け、毎日書く。
    病床の妻が手にとって読むことが出来なくなってきてからはご本人が読み聞かせをしたらしい。

    奥様が死後、お葬式の際に表記する名前をお願いしたこと、読み続けたお話に対して、これでは他の人にわからないと感じたら文句をつけたこと、「慰め」ではなく「仕事」として物語を評価していたことが、ほんとうに著者を作家として尊敬し、認め、支えていたのだなあとわかった。

    そして最終回。
    亡くなられた直後に書かれた妻への物語は、ただただ、読んでくださいと言いたい。

  • 芸人が薦めてたので買ってみた。星新一と比べちゃかんと思いつつ、ショートショートの落ちの落差が少ないことに不満を感じながら読んでくと、単話としての落ちよりも連続で読むことでの変化が面白い。最後は圧巻。たまに聞く「心地よい浮遊感がある読後感」ってやつを初めて味わった。

  • 著者は、奥様が余命を宣告されたときに、「これから一日一話、妻に捧げる話を書こう」と決意した。その1778話が創られていく過程を描いた本だ。

    夫として妻に本気で何ができるのか。
    眉村氏は、プロの作家として、そのテーマに全力で挑んだ。
    そのことを読んだ次の瞬間、当然読者としては、自分だったらどうかということを考えしまうものだ。

    平凡なサラリーマンとして、自分なら本気で何ができるのか?あるいは、子どもに、家族に、愛する人に、本気で何ができるのか、ということを一瞬考えてしまうものだ。

    著者は、プロの作家として、この方法を選び成し遂げた。
    一日も欠かさず成し遂げたという事実がプロであることを感じさせるし、妻に対する愛情の本物を感じさせる。

    文字や文章は思いを伝える手段。しかしその思いが言葉を超えているときに、プロの作家ならどう表現するのか?

  • 「アメトーーク」読書芸人でカズレーザーが紹介し、まさかの重版、それがバカ売れという、ミラクルな1冊。
    余命1年の妻のために、1日1話ショートショートを書くことに決めた。そのショートショートに、妻とのエピソードなどを挟んだエッセイ。
    カズレーザーが「15年ぶりに泣いた」と言っていた「最終回」。なるほど、ウルッときた。これは予想外だった。
    でもショートショートより何より、私は以下の部分が妙に沁みた。
    =====
    私たちの結婚生活は長かった。(中略)ある程度は気持ちを察することができるようになっていた……そのつもりであった。
    それが、毎日一話書いて読んでもらっているうちに、本当にそうだったのかなあ、の、ときどき思うようになったのだ。(中略)
    そして……私は思うのである。人と人とがお互いに信じ合い、共に生きてゆくためには、何も相手の心の隅から隅まで知る必要はないのだ。生きる根幹、めざす方向が同じでありさえすれば、それでいいのである。
    =====

  • 映画を見て泣き。これを読んでも泣きました。ショートショートおもしろいです

  • 約200頁に、著者と奥さまの積み重ねた時間がそっと収められていた。
    感情を揺さぶられるというより、沁み入る一冊。美談として扱われるのを著者が複雑そうにしているのがとても好ましいです。

    アメトーークで紹介された時は最終話のネタバレに配慮していたけど、折り返しのあらすじに載っていましたね最後の一言。大どんでん返しを期待するタイプの本ではないので、特に問題はありません。
    最初から読んで、最終回最後の一言に行き着くと、その言葉に込められた思いを実感しやすいと思いました。

  • 20年後に再読してみたい

  • 話題になっていたので、電子書籍で購入。
    涙を流すほどではなかった。
    著者の奥さんに対する優しさはとてもよく分かった。

  • アメトークで紹介され、気になり購入。

    小説家ならではの毎日一話ずつのプレゼント。また一緒に暮らしましょう。

    感動しました。

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