男の引き際 (新潮新書 74)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106100741

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、9人の引き際にまつわるノンフィクションである。

    紹介されているのは江夏豊、寺尾、本田宗一郎と藤澤武夫、堀田力、鐘ヶ江管一、池永正明、荒井注、小出義雄の9人(8組)。

    一人あたりおおむね20ページ程度の簡単の紹介ではあるが、皆、潔い引き際と言ってもいい。
    それは完全燃焼したからだったり、自分の哲学だったり、次の挑戦のためだったりする。
    それに比べ、紹介されている政治家の引き際はまさしく晩節を汚すものでしかなく、非常に見苦しいものに感じた。

  • 名声を手に入れた権力者は
    その権威にしがみつき、引き際を間違えるが、
    この本に出てくる人は潔い良い引き際を見せている。

    本田宗一郎、江夏豊の話が好き。

  • 6タイプ9人の男の、引き際に関する物語。
    池永正明、荒井注、小出義雄あたりが印象深く、危うく泣きそうになった。
    満足度7++

  • 著者の黒井氏のお話を直接伺ったことがあり、買ってみました。もともとスポーツを主に題材とし活動していらっしゃるライターの方なので、スポーツ選手が中心かなと思っていたら実業家やなんかも出てきて少しびっくり。男たるものの引き際ってきっと難しいんだろうな、と思いました。

著者プロフィール

黒井克行
くろい・かつゆき
1958年北海道旭川市生まれ。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経てノンフィクション作家へ。人物ドキュメントやスポーツ全般にわたって執筆活動を展開。主な著書に『テンカウント』(幻冬舎文庫)、『男の引き際』(新潮新書)、『高橋尚子 夢はきっとかなう』(学研)、『日野原新老人野球団』(幻冬舎)、『指導者の条件』(新潮新書)他多数。

「2019年 『ふるさと創生―北海道上士幌町のキセキ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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