ヘミングウェイの言葉 (新潮新書 126)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 69
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101267

作品紹介・あらすじ

男の人生はかくも甘美で苦い-。「もしふたりが愛し合っていれば、そこにはハッピーエンドなどはない」「小説を書くときに作家は血の通った人間を創り出すのだ。人物ではなく人間を」など、ヘミングウェイが遺した言葉は今も魅力に富む。その数々を「人生」「異国・祖国」「自然」「楽しみ」「執筆」の五章に分けて収め、背景を鮮やかに読み解く。二十世紀を颯爽と駆け抜けた文学者の濃密な生涯がよみがえる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 渋カッコいい…。
    著者のヘミングウェイ愛が伝わってきた。読みやすいし編集のセンスいいな…と思った。『老人と海』、『書簡集』、『移動祝祭日』、『キリマンジャロの雪』、『夜明けの真実』、『インディアン集落』、『最後のよき故郷』読みたい。それにしても読みたい本はいっぱいいっぱいあるのに、読む時間がないって…なんてこったい。若い時こそ読むんだった…と思った。ヘミングウェイかっこいいな。

    ☞『移動祝祭日』を読む。

  • 作家ヘミングウェイの残した言葉は、電車で広げて読める新書版で読んでも、結構かっこいい。こんな言葉を吐く人の小説を読んでみたいと思わせる一冊です。

  • はい、途中で力尽きました。
    ヘミングウェイをたくさん読んでいる人にはその作品の情景が浮かんできていいのかも。私、老人と海しか読んでないものねぇ。(^^;

  • 今村先生は優しくユーモアのあるとてもおもしろい方です♪

    文章がとても丁寧で素敵です。

    ヘミングウェイや当時の時代背景について理解を深めることができると同時に、教養のひとつとして知るのもいいと思います。

    ひとつのエピソードが見開き1,2ページなので、ヘミングウェイについて知らない方でも読みやすく、おすすめです。

  • [ 内容 ]
    男の人生はかくも甘美で苦い―。
    「もしふたりが愛し合っていれば、そこにはハッピーエンドなどはない」「小説を書くときに作家は血の通った人間を創り出すのだ。
    人物ではなく人間を」など、ヘミングウェイが遺した言葉は今も魅力に富む。
    その数々を「人生」「異国・祖国」「自然」「楽しみ」「執筆」の五章に分けて収め、背景を鮮やかに読み解く。
    二十世紀を颯爽と駆け抜けた文学者の濃密な生涯がよみがえる一冊。

    [ 目次 ]
    1 人生(失われた世代;愛 ほか)
    2 異国・祖国(パリ;ヴェネツィア ほか)
    3 自然(空;雨 ほか)
    4 楽しみ(釣り;狩猟 ほか)
    5 執筆(秘密;トップニュース ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 偉大な今村楯夫先生の本です。
    ヘミングウェイの言葉。
    お酒とか、食べ物、とかカテゴリー別になってて面白いです。

  • ヘミングウェイの秘密=詩を散文にすること。生前は妻にしかその秘密を話していなかったらしい。

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著者プロフィール

一九四三年静岡県富士市生まれ。ニューヨーク州立大学大学院博士課程修了。東京女子大学名誉教授。専門は現代アメリカ文学。主な著書は『現代アメリカ文学 青春の軌跡』(研究社)。『ヘミングウェイと猫と女たち』(新潮社)、『ヘミングウェイの言葉』(新潮社)、『「キリマンジャロの雪」を夢見て』(柏艪社)、『スペイン紀行 ヘミングウェイとともに内戦の跡を辿る』(柏艪社)、『ヘミングウェイのパリ・ガイド』(小学館)、『ヘミングウェイ 人と文学』(東京女子大学)、『ヘミングウェイの流儀』(共著、日本経済新聞出版社)、『お洒落名人 ヘミングウェイの流儀』(共著、新潮社)、『ヘミングウェイとパウンドのヴェネツィア』(共著、彩流社)など。『ヘミングウェイ大辞典』(監修、勉誠出版)、訳書にレイモンド・フェダマン『嫌ならやめとけ』(水声社)、レイモンド・フェダマン『ワシントン広場で微笑んで ある愛の物語』(本の友社)。日本ヘミングウェイ協会顧問。日本におけるヘミングウェイ研究の第一人者である。

「2022年 『新訳 老人と海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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