カラフル・イングリッシュ (新潮新書 128)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106101281

作品紹介・あらすじ

英語を外国語として学ぶ際に、もっとも悩ましいのが比喩表現や婉曲表現です。引き合いに出されるモノのイメージがまったく違うのだから、それも当然のこと。本書では、宗教をはじめとする文化的背景に大きく左右される「色」と「動物」にまつわる多彩な英語表現を、日本語との差を踏まえて紹介します。ことわざや慣用句などの実用的な表現に加え、薀蓄も満載の、あなたの英語を「カラフル」にする一冊。

感想・レビュー・書評

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  •  日本語で「真っ黒に日焼けした」や「馬面の人」を英語で何と言うか、逆に英語で"fall in a brown study"や"He ratted on us."と言えばどういう意味なのか、という色と動物に関する日英の表現について解説したもの。それぞれの色や動物が持つイメージについての解説や、色を使った様々な怒りの表現("black in the face", "white at the lips"など)、動物の雄・雌・仔の語彙(drake-duck-duckling, horse-mare-colt)などがまとめられているコラムなど、英語に関する読み物として面白い。
     英語を読んだり聞いたりすると、少なからず色や動物に関する表現に出くわすことがあるので、そういった表現をまとめて知るのに便利な本で、単なる雑学的な知識を得るというよりも英語の学習を助けるという意味で役立つ内容になっている。牛肉の部位の話はやっぱり絵や図解のようなものが欲しいし、動物だけでなく昆虫も含めた、例えば「群れ」の表現のまとめも載せて欲しいし、索引もあって欲しいと思う。(10/09/11)

  • 色や動物を使った英語の様々な表現方法をあげた本。</br>
    色別、動物別に説明してあるので、実用的とは言えないかもしれないですが、「へーこんな表現があるんだ〜」と楽しめる本でした。</br>
    英語と日本語での色や動物に対しての考え方の違いもわかって面白かった。</br>

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著者プロフィール

北海道比布町に生まれる。明治学院大学卒業後、Southern Illinois University大学院・修士課程、University of New Mexico大学院・博士課程修了(いずれも米国)。教育言語学博士(Ph.D.)。北海道教育大学教授、放送大学客員教授を歴任。英語教育協議会よりエレック(ELEC)賞を受賞。現在、NPO法人「国際人育成機構」理事。
著書は『第2言語習得への招待』(弓プレス)、『フェイバリット英和辞典』(共編・東京書籍)、『英語でこう言う 日本語の慣用表現』(講談社+α新書)、『第2言語習得のメカニズム』(翻訳・ちくま学芸文庫)、『カラフル・イングリッシュ』(新潮新書)、『英語の論理 日本語の心』(ちくまプリマー新書)、『英語イディオム表現集』、『あなたの英会話力、判定します!』(三修社)、『クイズで覚える 英語イディオム520』(東京堂)、など約50点。

「2009年 『まぎらわしい要注意 英単語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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