- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106104091
感想・レビュー・書評
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アフリカで日々起こっていることをもっと追いかけないといけない。ビジネス、政治、文化、民族対立。すべて同じ人間の世界なのに、しんじられないほど違う前提になっている。学ぼう。
ケニアのサファリコムとかの話もとても参考になる。ビジネス的にも良いことがいっぱい書いてある。 -
ひとくちにアフリカと言っても
その情勢は多様であった。
アフリカの国々は開発途上であるだけで
未開の地ではない。
もっとアフリカのことを知りたいと思ったが
自国のことをよくわからないのに
他国の問題を考えるのも本末転倒かなぁと思いながら
いつかかなえたい目標のことを考えた。 -
不幸な歴史に苦しめられてきた、豊かなる大地で何が起きているのか?このシリーズは変貌を続ける『アフリカの現在』が描かれています。アフリカの抱える光と影が色濃く映し出されています。
この本の元になったのはNHKスペシャルの番組でした。これは番組で放映された内容を書籍化したものです。僕個人に限って言えば、このシリーズを見てはいましたけれど、諸般の事情で何回か見落としていたので、今回この本を読む機会がああって、リアルタイムでは見ることができなかった回を補完することができて、非常にうれしかったです。
ここで描かれているアフリカは、僕個人がイメージしていたものとは大きく変貌を遂げていて、マサイ族の人間が中国から提供された携帯電話で出稼ぎに行っている男たちと会話をしたり、ルワンダではツチ族のディアスポラの一人で経済的に成功した人間がかつて対立していたフツ族の村で事業としてコーヒー農園を彼らとともに作り上げていこうとする姿には、読んでいて感銘を受けました。
しかし、ジンバブエのように経済的に破綻した国が、一体どういうことになったりするか、ということにも鋭く迫っていて、国全体が崩壊に向かってくる中にもそれに逆行して、とてつもない大金持ちが生まれて、その日常が写っていたりと、ロシアでもそうでしたが、こういう時期には、桁外れの大金持ちが生まれる、という事実は万国共通だな、ということを痛感しました。
そして、アフリカの豊富な地下資源を『新・帝国主義』を掲げる国たち、特に中国が国を挙げてのプロジェクトで現地に乗り込んでいく姿に、あの国が持つ、底知れないバイタリティーを感じます。アフリカの『今』を知りたいという方には必須の文献だと思います。 -
アフリカの過去、今、これからについて凝縮されている一冊。
とても読み応えあるし、アフリカ入門には最適。
アフリカ=貧しい イメージなんて突破らって今のアフリカを見つめたい。
アフリカのビジネスに何らかの形で関わりたい、小さな野心だけど、いつか実現させたい。
NHK取材班による作品ということで、
バランスのとれた見解で非常に読みやすかった。
ただ、もっと最後のまとめが欲しい気がします。 -
昨年テレビ放送を見たが、アフリカの潜在力の強さを再認識させられた。
また中国の国を挙げての進出には脅威を感じた。GDP世界2位の国がここまでやるのか?いや、やってきたからこそ2位になったのだ。