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- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784106104466
感想・レビュー・書評
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問題発言の紹介本。表面的に紹介するだけで、切り込み不足。文章力も?
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戦後から平成23年11月頃までの「舌禍事件」をスクラップした本。
それだけとしては普通に読める本なのですが、著者の立ち位置がイマイチ読めないのでモヤモヤしてしまいました。
失言とされた出来事から当時の世相にアプローチする、だけではない。
失言を失言たらしめるのは、その言葉を判断した世間であると批評する、だけでもない。
失言者を弾劾する、だけでもない。
過剰な攻撃をしたメディアと世間を批判する、だけでもない。
右やら左やらに寄っていることを指摘する、だけでもない。
皇室の扱いも分からない。
個々の事案についてはさておき、それらをひとつにまとめたときに、全体として言いたいことが拡散し曖昧になっている印象があります。
それに加えて、著者の意見が強く出ていたり、モゴモゴと何が言いたいのかハッキリしないところもあったりして、よりモヤモヤとかすんでいって感じがしました。
そうなると、文章もとても読みやすいとは言えない部分も気になってきて、ぼくの中での全体的な評価が下がってしまいました。
しばらく後に、「ああ、そんなこともあったねえ」という気分で読むには楽しそうな感じです。