いい家は「細部」で決まる (新潮新書 477)

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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784106104770

作品紹介・あらすじ

初心者はインテリアに目を奪われるが、住宅通は家のすみずみに目を凝らす。心地よさ、堅牢さ、収納力-いい住まいとは「いい部品」の見事な結集なのだ。大きな柱や壁から、普段は隠れた釘や鉄筋まで52品目を厳選、それぞれの歴史と物語を綴る。蛇口はなぜ「蛇」なのか?丸型からレバー式になったドアノブの最新形とは?「頼りない」襖や土壁ならではの効用は?我が家が違って見えてくる、新たな愉しみをこの一冊で。

感想・レビュー・書評

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  • 小著ながら家ということを見つめる際に基本となる部位構造への丁寧な説明がなされている。これといって特徴的なものではない。しかし、由来だけでなく現状への言及もあり地味だが便あり。合板とベニアの違いを初めて知った。

  • それなりな雑学集。もっとそれぞれ深くてもいいかな。

  • 思っていたのとは違った内容でした。
    いい家とはどんなものか全くわからず、家関係の雑学の本といった感じです。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号:527//N13

  • 最近新聞の書評から選びました。家は人生で最後の最大の買い物です。でもハウスメーカー任せで、それこそ細部はよくわかっていません。そこをこの本は”細部”の歴史から始まって、知っているようで知らない事がらをわかり易く、興味深く読ませてくれます。これから家を建てよう、買おうという人へもお奨めの一冊です。《マチャーキ》

  • 久々に書きました。

    「蝶番」「ドアノブ」「照明」「フローリング」「排水パイプ」
    「釘」「煉瓦」「雨戸」「網戸」「サッシ」「庭」「鍵」・・・。

    勉強になりました。

    特に「フローリング」の項。「継ぎ目の段差が0.3㎜を超えると
    ストッキングがひっかかってしまうことがある。」

    日本のフローリングは世界一なんだそうです。

    そう言えば以前、中国で中国人の方のお住まいを訪れた時、
    新品のフローリングのあちこちに重石が置いてありました。

    品質に問題があってなみうったり、ふくらんだりして
    しまうと聞きました。

    「雨露をしのげればそれでよし」と思って生きてきましたが
    晩年が近づいて快適に過ごすことに関心が湧いて
    きました。

  • 建築用語の成り立ちを解説している本。

    「へぇ~」って思うような雑学を学べます。

  • 家のパーツ解説書。
    本当に古くからあるもの、洋の東西で違うもの、ごく最近使われるようになったもの。本当に奥が深い。

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著者プロフィール

1958年生まれ。ライター。書籍輸入販売会社のニューアート西武(アールヴィヴァン)を経て、フリーの編集者兼ライターに。90~93年、「宝島」「別冊宝島」編集部に在籍。その後はライター専業。「アサヒ芸能」「週刊朝日」「週刊エコノミスト」などで連載をもつ。ラジオ「ナルミッツ!!! 永江朗ニューブックワールド」(HBC)、「ラジオ深夜便 やっぱり本が好き」(NHK第一)に出演。
おもな著書に『インタビュー術!』(講談社現代新書)、『本を読むということ』(河出文庫)、『筑摩書房 それからの40年』(筑摩選書)、『「本が売れない」というけれど』(ポプラ新書)、『小さな出版社のつくり方』(猿江商会)など。

「2019年 『私は本屋が好きでした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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